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プラチナ #3776 西(SAI) [万年筆]

プラチナの限定万年筆、#3776 西(SAI)が発売になりました。富士五湖をテーマにした万年筆で、これまで「本栖」「精進」と発売されてきましたが、それに引き続きの発売になります。私は残念ながら「本栖」は購入することができず。「精進」はよく言われるように、スリップシールのあれでちょっと購入する気になれずにいたのですが、今回飾りなしの透明軸、という所に引かれて購入してみました。

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外箱

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シリアルナンバー入りです。377という数字、中途半端なような、「377」6と言うことで、むしろいい数字のような、そんな感じがして喜んでいいのやら、「別に……」と言っていいのやら難しい感じですw

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箱。真っ白でキレイですが、汚れそうな気もします。もっとも、汚れたところで只の入れ物なので気にしなければ良いか、と。

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あけると紫色。何ともどぎついような(’-’*) とはいえ、紫は雅な色なので嫌いでは無いのです。配色を考えてくれたら。

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センチュリーが大ヒットする一つの要因となったスリップシール。1年後でもインクがドライアップしない、というものですが、今回の説明には、2年経過(一番右のところ)でも、インクが25%程度残っている、ということを紹介しています。さすがに水分が75%も抜けてしまうと、どれくらいインクが濃縮されるんだろう、という気もしますが。あまり万年筆を使わない人に対するアピールとしてはいいのでしょうね。年賀状書くときにしか万年筆を使わない、と言う人にも安心、という感じかな?

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付属品は、カーボンインク(黒)とピグメントインク(青)のカートリッジが一本ずつ。どちらも顔料インクで耐水性、耐光性に優れ、保存する必要がある公文書にも使える、と言うので、私も愛用しているものです。

そして、今回金属部分が銀色になったコンバーターが付属しています。これまでプラチナのコンバーターは金色のものしかなく、スケルトンに似合わない、と不評を見ることもありましたが、今回はその声に応えた形ですね。

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そして、例のスタンプw顔料インクを使用していますよ、と証明するスタンプです。

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シャルトルブルーの万年筆に付いてきたものと全く同じようなものですね。現在使用するあてがないので、どっちも封印状態ですw

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さて、本体です。

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キャップ部分に飾りのリングをつけない、という選択をしたことで、かなりすけすけな印象です。個人的には、透明感に満足しています。

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持ち手の方も美しいです。

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キャップのここにシリアルナンバーが入っています。見難いですが、「0377/3K」と書かれています。

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今回は、限定軸で復活する運びとなったらしい、中細を購入しました。中細がラインナップされたことが、今回購入するきっかけの一つだったりします。個人的には、文字の細さを確保しつつ、インクの色も楽しむことが出来ると言う点で、かなり好きな字幅です。

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首軸部分もすけすけですが、ここに西の問題点も。

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裏の部分にバリのようなものがあるんですよね。巨大掲示板の文房具版でも、ここにバリのようなものが、と言う話題が出ていましたし、確認した分にはすべてここにこれがあった、という情報がありましたが、私が購入した分にもやはりありました。書くときは全く見えない部分に来るように配慮されているようで、私はあまり気にしていませんが、気になる人もいると思います。

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キャップをおしりにつけた様子。今回の西は、今後発売される予定の高級蒔絵万年筆のベースとして開発されたボディ、ということをネットで見ましたので、これまでのセンチュリーとどこか違うのかな、と思ったのですが、あまり変わらない、と言うか、見た目は全く同じもののように感じました。素人の私には分からないところに違いがあるのでしょうね。

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カートリッジを刺した様子のイメージ。実際は刺していません。カートリッジで運用しても良さそうだなぁ、と思いました。

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コンバーターを刺したところ。銀色になったことで、スケルトンにあっていますね。これが金色だったら、変に目立ってしまうんだろうなぁ、と思いました。

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どんなインクを入れようかと悩んだのですが、廃番記念と、夏に合わせてカランダッシュの「カリビアンシー」を選んでみました。

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入れてみたところ。インクが入っているところはやっぱり黒っぽく見えますが、インクがないところはキレイな緑色に見えました。

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実際に文字を書いてみたところ。購入して約3週間使ってみた感想ですが、とても書きやすいと感じました。字幅も細すぎず、太すぎずの理想的なところです。インクも十分に出てくれますので、どんどん書きたくなる、という印象です。愛用の一本になりそうな感じです。

しかし、気付いたらセンチュリーの系統が4本になっていました(極細、細軟、中字、中細)黒が2本でシャルトルブルーと今回の西が1本ずつ。いつの間にか増えた感じもするのですが、どれもそれぞれ良い感じで使えています。初めての万年筆、というところでは、インクも乾きにくいですし1万円で購入できるセンチュリーは魅力的だなぁ、と思う次第です。

 


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