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石丸文行堂130周年記念万年筆「龍 ーJyaー」&ジェットストリーム0.38 [万年筆]

マグロ消費量全国47位らしい私の住む長崎県ですが。万年筆で言うと、全国でも有名なマツヤ万年筆病院があります。私も、なんだかんだで最近お世話になることが多く、今年は♯3776センチュリーシャルトルブルーを購入させていただきました。

そんな長崎ですが、おそらく一般の人が一番お世話になるお店が、アーケードの中にある「石丸文行堂」だと思います。私も、高校時代〜現在まで万年筆以外のボールペン、シャープペン、ノートなどの購入でお世話になっております。

とはいえ、個人的には長崎の一文房具屋さんか、と思っていたら先日発売された「文房具屋さん大賞」というムックで審査員を務めていてびっくりしたものですが。

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左から3つ目ですね。

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審査員紹介のスペースの取り扱いが大きいのは、きっと他の店(銀座・伊東屋、ロフト、丸善など)よりマイナーだからかな、と思ったり。なんだかんだで日本の片隅の文房具屋さんですしね。実際的には、何故か石丸からは3人審査員が出ているからだと思いますが(他店舗は一人ずつ)

さて、そんな長崎の石丸文行堂ですが、先日130周年を迎えたようで、それを記念した万年筆が発売されていました。

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なんかちょっと立派な箱。

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これはシリアルなのかなぁ?と思ったのですが、どうも違ったような、何なのか。

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箱を開けるとこんな感じです。

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一緒に入っていたパンフレット。ちなみに、龍と書いて「じゃ」と読みます。龍踊りから、ですね。

130周年記念と言うことで、限定130本。3月1日より発売開始されたらしいです。私も先週気づいて、今週購入しようと決意していったわけですが。もう結構売れていて、残り20本くらい。字幅も細字と中字を準備していたけれども、もう中字は売り切れて残りは細字だけ。在庫も少ないから、シリアルを選ぶこともできません、ということでした。

先週買えばよかったかなぁ、と一瞬思いましたが、別にどうでも良いかとおもったのは内緒。私が買おうとしたときに、先に興味を示したマダムがいましたが、その方は細字しかないことが分かると購入していませんでした。やっぱり万年筆は太い方が好きな人が多いのか。「試し書きした方が良い」とそのマダムに言われましたが、別にパイロットの細字はカスタム一位の木使っているから大体の字幅が分かったのは内緒。

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ベースはパイロットのカスタム742のようです。インクは、色彩雫の月夜付き。

石丸文行堂ですが、ここ2年くらいパイロットのペンドクターを招いてペンクリニックを行っています。どうも、ペンドクターに長崎出身の方がいらっしゃいますし、パンフレットによるとパイロットとは並木製作所時代から90年近いおつきあい、ということでパイロットからの限定品になったようです。

通常のモデルとの違いですが。

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月夜の蓋に龍踊りのマークが入っています。どうでも良い!

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ボディの色ですが、パンフレットに書かれていたようにダークグリーンになっています。この色が一発で気に入って購入にいたったわけです。何故先週買わなかったし。

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ただ、写真では分かりづらいのが難点。かなり落ち着いた色合いで、普段使いにもいいと思います。

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龍の鱗をイメージした、というエンジンターン彫刻が美しく、かなりお気に入りになりました。今日買ったばかりなのにw

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リングには、「ANNIVERSARY 130th ISHIMARU JAPAN」の文字。

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ただ、どこ見てもシリアルナンバーが見つからず。(パンフレットには「シリアルナンバー入り」と明記してある)何とかここに130の文字を発見するも、これがシリアルナンバーか130周年記念と言うことか全く分からず。 まぁ、どうでも良いか、と。

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ペン先も130周年記念仕様。これで29400円(税込み)でした。カスタム742が定価2万円。ネットで買えば1万5千円程度で買えることを考えると、どうか、と言う気もしますが。まぁ、記念ですしwたまにはいいかな。

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早速書いてみました。インクは月夜にせず、松露をあえて入れてみました。ボディがダークグリーンだからちょうど良いかと思いまして。ちなみに、使用したノートはArtisan。松露を久しぶりに使ってみましたが、落ち着いた色で改めて好きだなぁ、と思いました。暫くこれで行こう、と思うものの、来週には月夜かサリックスに変えている予感。

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ライフのバンクペーパーに。最近、辞世の句を調べています。なかなか興味深い。

 

まだまだ全然使っていない状態ですが。さすがパイロットというだけあってペン先は素晴らしいです。しっかり細意地が書けます。

何より、ボディが美しい。ダークグリーンのボディは決して派手ではありませんが、静かに個性を主張してくれています。エンジンターン彫刻も持っている人だけ分かる、といった感じで、所有することに対する満足感が高いと思いました。これは、ヘビーローテーションになりそうです。松露を入れたので、メモ用ということになりますが、楽しく使えそうです。……やっぱりサリックスに入れ替えようかなぁw

 

長崎だし、130本もなかなか売り切れないだろう、と勝手に思っていたら結構売れているようで。ちゃんと購入できたことを喜びたいです。

 

おまけ。

なかなか店員さんに声をかけられない私が店の中をうろうろしていたら、ジェットストリーム0.38のダンボールを発見(かなりでかくて目立っていた)。万年筆買うついでに「いつ頃お店に出ますか?」と尋ねると、箱の中から出してくれました。しかも、全色出してくれるサービスッぷり。

試し書きさせて貰い、2本購入。本当は、もう少し欲しかったのですが、完全に予算オーバーで(^^ゞ

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三色ボールペンは買うつもりがなかったのですが、取り出してくれたので買ってしまいました。本当は、黒、赤、青をそれぞれ買おうと思っていたのですが、これ一本の方がいいか、ということで。あとは、アプリコットの軸を購入。

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ちょっとわかりにくいですが比較。1.0も持っていたはずですが見つからないのでとりあえず3種類。0.38と言うことで、一番心配だったのが書きやすさ。新油性とはいえ、油性ですから0.38という細さではなめらかさが失われるのではないか、と思っていたのですが。試し書きしてみると、それが全く杞憂だと言うことが分かりました。

0.38という細さにはなっても、新油性のなめらかな書き味は健在。相変わらず気持ちがよくなるような書き味でした。そして、0.38になったことで、ペンが滑る感じが無くなっているように感じました。新油性はなめらかな書き味は素晴らしいものの、過度に滑ることでコントロールしにくい、と感じる事もありましたが、これならコントロールしやすいように感じました。0.38という線の細さから生み出される美しい描線は素晴らしいと思いました。

0.38ということで心配される方もいらっしゃると思いますが、これはかなりおすすめです。と言うか、店頭に出されたらかなり売れそうだなぁ、と思いました。

ちなみに、uniのウェブページによると、3月15日から発売、ということですw


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