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キャップレス50周年「キャップレス楓」 [万年筆]

先日、キャップレス楓が発売になりました。私は予約をしていたのですが、つい先日店舗に到着ということで、引き取りに行ってきました。お店の方曰く、なぜか宅急便ではなく、直接持ってきたとか。

色々なところで画像は上がっておりますが(^^ゞ

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外箱。かなりの大きさで吃驚します。値段の分だけあるというか、50周年記念で気合いが入りまくっているというか。箱の柄も結構お洒落だと思いました。

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シリアル。微妙にキリがいいようなどうなのやら(’-’*) 

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箱を開けると、楓の箱が出てきます。これまたかなり大きい。正直、定価の1/5くらいこの箱に録られているんじゃないか、と思うほどです。

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箱を開けるとこんな感じで入れられていました。万年筆本体と、カートリッジケースと、50周年記念のプレート。

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プレートも楓板で作っているのは、やはり50周年記念の気合いでしょうか。この辺、パイロットは抑えるところをしっかり抑えるというか、商売上手な気がします。

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さて、この大きな箱ですが、ペンなどを収めている枠を外せば、楓製のケースになります。中は傷つかないようにフェルト?でカバーされているのは好印象。ただ、ペン入れにするには深すぎるし、ボトルインク入れるには浅すぎるし、と言うのは気になるかも知れません。

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カートリッジケースです。個人的には、セーラーの寄木万年筆に付いているもののようなのをイメージしていたら、全然違いました。

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セーラーのはスライド式ですが、こちらは対角線に配置されたマグネットで止める形になっています。小さいですが、くっつく力は十分です。横に3本。それが2段で入るような形になっています。

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付属のカートリッジインクは黒が5本。値段が値段だけに奮発、と言ったところかな。ただ、カートリッジを使わない人、黒以外のカートリッジ使う人には、5本あっても……、という気がします。

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一緒に入っていたキャップレス50周年を振り返るリーフレット(?)

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私は万年筆歴は短いので、「こんなのがあったのか」と楽しめました。

さて、本体です。

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第一印象は「色白さん」でした。お店においているカスタム楓に比べて、軸が白い印象です。キレイな色です。これがどうなっていくのか、と考えるのも楽しいです。

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そして、木軸になっているためか、結構軽く感じました。私が所持しているのは、この楓と2012年限定のチャコールマーブルしか持っていませんが、比較してみると取り回しがしやすいような気がします。試し書きしたとき、思わず「軽い」と言ってしまったほど。

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楓の方が軽い、と思っていたのですが、実際持ち比べてみると、あんまり変わらないような気もします。若干軽いくらい?でも、使い心地は全然違うように感じます。人間の感覚って不思議です。

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シリアルナンバー。

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ペン先はゴールドです。ゴールドってどうなんだろう、と思っていたのですが、実際に手に取ると非常にマッチしているように思います。

この辺、最近私がゴールドが好きになってきた、と言う影響もあるかもしれませんが。

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昨年の限定は細字を購入したので、今回は中字を購入しました。これは大正解だったと思います。

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汚い字を披露。使っていると、重量感をあんまり感じません。インクは色彩雫の山栗を入れてみました。なかなか茶色でも土筆とは全然方向性の違う茶色で面白いです。個人的にはもう少し暗い方がよかったかな、という気もします。

今日一日、ちょこちょこ使用してみた感じでは、取り回しの良さが素晴らしく感じました。キャップレスだから、書きたいときにさっと取り出して使えるのは魅力です。さらに、書いていて重さを感じないので、メモ量が増えてきてもあまり気になりません。これは、中字を選択した効果も大きいとは思いますが。

しばらくはメモはこれで行こうと思っています。

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カスタム一位の木(1年使用)と。カスタム一位の木の方はすっかり色が変わっています。楓がこれからどんな変化を見せてくれるか楽しみで仕方ないです。

まずは、本体にインクが付かないように気をつけないと(^^ゞキャップレスだから、そんなにインクが付着する恐れはないとは思いますが。

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おそらく、今年最後の購入品になると思います。最近、ようやく万年筆欲が収まってきたような気がします。日常使いで使いやすいのが揃ったのが大きいかな。これからは、限定ものを狙いつつ、まだ手を出せていないメーカーに手を伸ばしていきたいところです。

しかし、今年はあまり買うつもりはなかったのですが、気付いたら結構な本数を買っているという((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル 「万年筆欲が収まった」とか言いつつ、来年もこんな感じで買っているのかも知れません。


カスタム一位の木の熟成 [万年筆]

気付いたら、カスタム一位の木を購入して1年以上が経っていました。

木軸の魅力と言えば、だんだんつやが出てくる熟成にあると思います。ところが、私は木軸を愛用するのが初めてで、果たしてこれは他の人が見たらどうなんだろう、と思うこともありました。手入れも基本使うだけで、ラナパー使って磨いたり、つやふきんで磨いたり、ということもしていませんでした。

そんなわけで、機会がある度に人に見て貰っていました。4月には、パイロットのペンクリニックでペンドクターの滝沢氏と営業の方に見ていただき、先日購入店の方に見ていただき。良い感じに誉めていただき、嬉しかったので、今回「こんな感じになってきました」ということで紹介したいと思います。

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気になるところと言えば、気付かないうちにインクが付いてしまったこと。わかりにくいですが、後がしっかり残っています。

それ以来、インクが付かないように、と気をつけているのですが、それでも時々付いてしまうことがあります。すぐに気付けたら、何とか拭き取ることができるのですが。この辺は、木軸の大変さかも知れません。

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胴の部分は、場所によって色の濃さが違うように見えて、気になっているところです。

 

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この写真はつやがわかりやすいでしょうか?

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ペン先は、パイロットのペンクリニックで若干線を太くして貰ってから、快適に使えています。

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おまけ。インクはただいま極黒を使用しています。細かいところに書くときに最適な太さだと思います。とはいえ、やっぱり中字を買っておけばよかったかなぁ、と思うことも結構多いです。11月に出るというカスタム槐を買うことができるなら、中字にしようと画策中。

一応、実物に近い感じに現像はしていますが、どうでしょうか?

この一年を振り返って見ると、このカスタム一位の木を購入した影響からか、経年変化するものが好きになったかな、と思います。

ここまでは良い感じで来ているようですし、自分自身結構気に入っています。これが2年3年……10年となっていくとどう変化していくか、楽しみです。


プラチナ #3776 西(SAI) [万年筆]

プラチナの限定万年筆、#3776 西(SAI)が発売になりました。富士五湖をテーマにした万年筆で、これまで「本栖」「精進」と発売されてきましたが、それに引き続きの発売になります。私は残念ながら「本栖」は購入することができず。「精進」はよく言われるように、スリップシールのあれでちょっと購入する気になれずにいたのですが、今回飾りなしの透明軸、という所に引かれて購入してみました。

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外箱

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シリアルナンバー入りです。377という数字、中途半端なような、「377」6と言うことで、むしろいい数字のような、そんな感じがして喜んでいいのやら、「別に……」と言っていいのやら難しい感じですw

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箱。真っ白でキレイですが、汚れそうな気もします。もっとも、汚れたところで只の入れ物なので気にしなければ良いか、と。

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あけると紫色。何ともどぎついような(’-’*) とはいえ、紫は雅な色なので嫌いでは無いのです。配色を考えてくれたら。

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センチュリーが大ヒットする一つの要因となったスリップシール。1年後でもインクがドライアップしない、というものですが、今回の説明には、2年経過(一番右のところ)でも、インクが25%程度残っている、ということを紹介しています。さすがに水分が75%も抜けてしまうと、どれくらいインクが濃縮されるんだろう、という気もしますが。あまり万年筆を使わない人に対するアピールとしてはいいのでしょうね。年賀状書くときにしか万年筆を使わない、と言う人にも安心、という感じかな?

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付属品は、カーボンインク(黒)とピグメントインク(青)のカートリッジが一本ずつ。どちらも顔料インクで耐水性、耐光性に優れ、保存する必要がある公文書にも使える、と言うので、私も愛用しているものです。

そして、今回金属部分が銀色になったコンバーターが付属しています。これまでプラチナのコンバーターは金色のものしかなく、スケルトンに似合わない、と不評を見ることもありましたが、今回はその声に応えた形ですね。

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そして、例のスタンプw顔料インクを使用していますよ、と証明するスタンプです。

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シャルトルブルーの万年筆に付いてきたものと全く同じようなものですね。現在使用するあてがないので、どっちも封印状態ですw

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さて、本体です。

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キャップ部分に飾りのリングをつけない、という選択をしたことで、かなりすけすけな印象です。個人的には、透明感に満足しています。

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持ち手の方も美しいです。

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キャップのここにシリアルナンバーが入っています。見難いですが、「0377/3K」と書かれています。

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今回は、限定軸で復活する運びとなったらしい、中細を購入しました。中細がラインナップされたことが、今回購入するきっかけの一つだったりします。個人的には、文字の細さを確保しつつ、インクの色も楽しむことが出来ると言う点で、かなり好きな字幅です。

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首軸部分もすけすけですが、ここに西の問題点も。

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裏の部分にバリのようなものがあるんですよね。巨大掲示板の文房具版でも、ここにバリのようなものが、と言う話題が出ていましたし、確認した分にはすべてここにこれがあった、という情報がありましたが、私が購入した分にもやはりありました。書くときは全く見えない部分に来るように配慮されているようで、私はあまり気にしていませんが、気になる人もいると思います。

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キャップをおしりにつけた様子。今回の西は、今後発売される予定の高級蒔絵万年筆のベースとして開発されたボディ、ということをネットで見ましたので、これまでのセンチュリーとどこか違うのかな、と思ったのですが、あまり変わらない、と言うか、見た目は全く同じもののように感じました。素人の私には分からないところに違いがあるのでしょうね。

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カートリッジを刺した様子のイメージ。実際は刺していません。カートリッジで運用しても良さそうだなぁ、と思いました。

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コンバーターを刺したところ。銀色になったことで、スケルトンにあっていますね。これが金色だったら、変に目立ってしまうんだろうなぁ、と思いました。

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どんなインクを入れようかと悩んだのですが、廃番記念と、夏に合わせてカランダッシュの「カリビアンシー」を選んでみました。

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入れてみたところ。インクが入っているところはやっぱり黒っぽく見えますが、インクがないところはキレイな緑色に見えました。

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実際に文字を書いてみたところ。購入して約3週間使ってみた感想ですが、とても書きやすいと感じました。字幅も細すぎず、太すぎずの理想的なところです。インクも十分に出てくれますので、どんどん書きたくなる、という印象です。愛用の一本になりそうな感じです。

しかし、気付いたらセンチュリーの系統が4本になっていました(極細、細軟、中字、中細)黒が2本でシャルトルブルーと今回の西が1本ずつ。いつの間にか増えた感じもするのですが、どれもそれぞれ良い感じで使えています。初めての万年筆、というところでは、インクも乾きにくいですし1万円で購入できるセンチュリーは魅力的だなぁ、と思う次第です。

 


ペリカン M800茶軸 [万年筆]

実は先週届いていました。

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注文自体は、3月中旬に東京に行った際、フルハルターさんでお願いしていたのですが。それが出来上がって発送されてきました。

注文した際、「ご存じかもしれませんが、手を傷めているのでいつになるかお約束できません。半月後になるか、1ヶ月後になるか、1ヶ月半後になるか。それでも良いなら」という感じの中注文していたので、2ヶ月くらいは覚悟していたのですが、思ったよりも早く到着しました。

さて、注文した茶軸ですが、やはり軸が美しい。

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茶色が濃いところ。銀色が輝くところ。軸をくるくる回しているとさまざまな顔が見えてきます。いつまでも飽きずに軸を眺めていられそうです。

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キャップのペリカンさん。すでに持っているM400とは違うキャップですね。

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M400とM800の比較。こうして見ると、大きさが全然違いますね。

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インクは何を入れるか大変悩んだのですが。森山さんからはインクの話もお伺いしたのですが。独自の理論として、万年筆は洗わなくて良い、とのことでした。何でもモンブランで働いていたときいろんな万年筆を見てきたけれども、同じインクをずっと使い続けてきた万年筆はインクが馴染んですこぶる調子がよくなる、とのことでした。だから、同じインクを使い続けて欲しい、と。

さてそうなるとどうするか。できたらプラチナかセーラーの顔料を入れたいところですが、顔料を入れたら洗浄は欠かせなくなります。もっとも、インクは純正をおすすめされていたので、ペリカン、となるのでしょうが。ロイヤルブルーはすぐ消えてしまうしブルーブラックは古典で危険性が高い、と。そして、色々悩んだ結果すでに持っていた「タンザナイト」を使うことにしました。廃番という心配はあるのですが、そうなったらそうなったとき。ちょうど入れている万年筆もなかったのでこれにしました。

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ちなみに、森山さんは「緑のインクだけはおすすめしない」ということでしたが、カードに使われているのは緑なんですね(’-’*) フフ 何で緑は勧めないか、というと緑だけは突然不具合が出たりするから、ということでした。その理由は分からないけど、とも。

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で、カードにBB→Mと書かれていたのですが、ペン先見たら3Bと書いていました。

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通常のMと違って、3Bからの研ぎ出しなのでイリジウムがたくさん付いていて凄く嬉しくなりますね。

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これは長く使えそうですね。

さて、Mでお願いしたのですが、どれくらいの太さか比較してみました。

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書いたのは、ロディアのブロックメモ №8。 国産Mよりも結構太めな気がしますね。サファリのFくらいの太さでしょうか(’-’*) フフ サファリのFがどれくらい太いんだ、ってことになりそうです。

書き味ですが。自分の持ち方で書いているとインクがたっぷり出てくれ書き味がなめらか。するすると書いていけるような感覚です。小さいところに書くのには不向きですが、無地の紙にのびのびと書く、と言う目的だと気持ちよく書けています。

重量バランスですが、これまたかなりバランスが良いなぁ、と感じています。私はキャップを後ろにつけて書くのですが、重さをあんまり感じない感じがします。そんな長い時間書き続けてことはないのですが、長時間書いていても疲れないような気がします。

今ではすっかりお気に入りの一本で機会があれば使うようにしています。これが使い続けることでどんどん自分好みの書き味になるのか、と思うと楽しみです。


第14回 世界の万年筆祭に行ってきました(大橋堂購入記録) [万年筆]

3月16日(土)東京で行われた堀江由衣さんの無料ライブ、通称ダーターライブに参加するため、初めて東京に行きました。

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かなりピンぼけですが(^^ゞ

本当はインク工房に参加したかったのですが、予約が多そうで断念。これは九州に来た際の楽しみにしたいと思います。見ていただけですが、楽しそうでした。

同様に、セーラーのペンクリも断念。これも、いつか参加したいところです。実物の長原さんは写真そのものと言った感じで、ちょっと面白かったです。写真より若く見えるなぁ、という感じもしました。狭い会場内でグラインダーが稼働する音が響いているのは、なかなか愉快でした。

さて、それでは私は何をしていたか、と言うと。滞在は2時間で殆どくるくる見て回っていただけなのですが、その中でも一本購入していました。

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大橋堂さんの万年筆です。前日にM800を購入していたこともあり、あまり予算はないのでお値段を抑えられること。そして何より、長崎に住む私にはなかなか購入する機会がないことが決め手になりました。聞いてみると、時々福岡で、毎年8月に熊本に来る程度、ということで。他は所々呼ばれるけれども、次はお呼びがかからない、と言うことでした。残念。

対応して下さったのは、木村隆さん。これまたお若い方でした。たくさんお話しをして下さり、また試し書きもどんどん勧めて下さり、ただただ圧倒でした。

本当は特許を取っているPC-Ⅰ型が良いかなぁ、と思ったのですが、さすがに10万は出せず(T-T)他にも試させて下さった20万くらいするものは、木村さんが仰るとおりまるで筆を持っているように手に馴染んで凄く欲しかったですが、ない袖は振れず。結局、玉虫塗りなどと悩んだ結果、DSC02284.jpg

シンプルなものに落ち着きました。まぁ、今でも玉虫塗りの緑がよかったなぁ、とは思うのですが、それはまた次に買えばいい話でwこちらはこちらで非常に落ち着いていて、飽きが来ない気がします。

ペン先ですが、太字が書いていて気持ちよかったのですが、仕事でもばりばり使いたいので中字か細字になります。その二つを試し書きさせて貰い最終的に決まったのが

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細字でした。堅めの調整がしてあったのですが、それを少し柔らかめにして貰い取り付けて貰いました。

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ペン先はセーラー製。一緒にブースに座っていた女性が「なんでセーラーのペン先なの?」と聞いていましたが、取り立てて理由はなさそうでした。14金を使っているのは、適度な固さがあって、ペン先を押し返す力が働くから、みたいなことを仰っていました(うろ覚え)確かに、柔らかめに調整して貰ったものの、パイロットのS系ニブやプラチナの細軟に比べると固い書き味。でもそれが良い感じになっているように思えました。

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クリップは球クリップ。これまた同じブースに座っていた女性が「他にクリップないの?」と聞いていました。ただ、「こっちもクリップの形状を変えるように言っているんだけど、親方が頷かない」ということでした。「おそらく、昔はクリップの形も決まっていたんだけど、初めてオリジナルのクリップが作れるようになって、その時取り付けたのがこの形。だから、変えたくないんでしょうね」ということでした(またうろ覚え)

コンバーターは付属。さらに、お試し用か、カートリッジインクをサービスしてくれそうでしたが、あいにく私の使う予定だった極黒はない、ということでもらえませんでした。ここは素直にブルーブラックと行っておけば良かったかw

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実際に入れたのは青墨ですし(’-’*) フフ

早速仕事で使っていますが、漆塗りのおかげか、手に馴染んで非常に書きやすいです。木村さん曰く「後ろの方を持っている」という私ですが、キャップをはめた長さがちょうど持ちやすいです。ペン先も、柔らかめの調整をして貰っただけですが、使い込んだもののような書きやすさを感じています。

また、エボナイトを使用しているため軽い、ということでしたが、実際それは利点として感じます。キャップをはめてもバランスが良いですし。

唯一気になるのが、キャップネジの部分の段差ですが、私はその部分にゆびさきが来るように持つようにしているので、何とか回避できています。ただ、前を持つときはやはり痛い(^^ゞ

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インクは何を使ってもいい、ということでした。ただ、モン○ランは時々出来の悪いロットがあるので注意、ということでした。ただ、私は使ってないなw

試し書きに購入に調整に、と1時間くらい大橋堂さんにいましたが、非常に楽しい時間でした。時間が合ったらもっと話していたかった、というか、もう一本くらい欲しかった、と言うか(’-’*) フフ

漆塗りの利点として、インクで汚れない、ということで(確か)試し書きにつける用としておいていたシェーファーの青インクに尾軸部分をつけたときはびっくりしました。でも、実際汚れていなかったですね。最近、カスタム一位の木にインクがついて若干凹んでいた私としては、これは嬉しい限りです。

今のお気に入りとしては、確実にトップ3に入る一品を購入でき非常に満足しています。生涯補償、というのも嬉しいですね。安心して使い続けられそうです。

次は、20万の漆塗りの奴が欲しいかなぁ、とか、次こそPC-Ⅰ型が欲しいかなぁ、なんて思っていますが。いつか手にしたいところです。 ただ、その前に次こそは中屋のものも欲しいかなぁ(’-’*) フフ

 

その後は、会場をうろうろ。そして気になったのが、デルタ・スティピュラのブース。ペンクリに誰も居ない……。ペンドクターがちょっと退屈そう……(そんな事ないと思いますが)

そんなわけで、「今大丈夫ですか?」と声をかけて愛用のマリナグランデを調整して貰いました。細字を買ったものの、やはり国産と比べると若干太く漢字を書くと潰れることがあったので、若干細くして下さい、とお願いしたところ、「じゃあ、角を落としますね」ということでやすりで削って下さいました。

作業をしながらお話しを。長崎から来たことを知ると、「お仕事でですか?」と。

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私の隣に鎮座ましますアスナのメッセンジャーバッグを見る限り、仕事ではないだろうに、と思いつつ「そんな感じです」と適度に濁す私w「ほっちゃんのライブを見に来ました(`・ω・´)キリッ 」とはできませんでした。

他には「やっぱり長崎で万年筆買うなら、マツヤさんになるんですか?」とか「万年筆を使い始めた理由は何ですか?」とか。「最初は興味だったんですけど、仕事で便利に使えています」というと「仕事で使えるのは良いですね」と言う感じで楽しく会話しました。

そんなこんなで作業は終了。

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インクの供給量は変えずに、角を落とすことで線を細くした、ということでした。そのおかげか書き味の気持ちよさは変わらずに、線も適度な細さになり大変満足しました。デルタのペンクリとか、長崎に住む限りなかなか巡り会えないと思うので貴重な経験となりました。

最後に「セーラーのペンクリは行った?長原さん、面白いよ」と言われましたが、いえいえ仲谷さんも非常に面白い方でした。

さて、ちなみにペンを取り出すとき「いっぱい持っているんですね」ということで、「何本くらい持っているんですか?」と聞かれ、「20本くらいだと思います」と適当に答えました。実際数えていないから分からないのですがwで、改めて家に帰って数えてみました。

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上の写真が家に置いているもの。殆どインクを抜いています。入っているものもありますが、使わないことが圧倒的に多いので、そのうち抜かないと(^^ゞ

一応説明すると、左から

ラミーサファリ(F)
ハイエースネオ
プレジール
レクル
センチュリー(M)
プロフィットスタンダード(EF)
寄木万年筆(M)
ペリカノ
ペリカノジュニア×4色
GoodsPress(2011年?)のおまけ
GoodsPress(2012年)のおまけ
MonoMAXのおまけ

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そして、こちらが仕事で使っているもの。ペンケースに入れて持ち運んだり、職場に置いている奴です。全部で31本あるwちなみに、プレピー×2を撮影してなかったから、全33本ですね。

一応これは左から今週の使用頻度順(印象)に並べてみました。左から、

カスタム一位の木(F)
大橋堂 スタンダード(F)
カスタムヘリテイジ92(B)
マリナグランデ(F)
プロフィットFL(F)
キャップレス2012限定(F)
石丸130周年記念万年筆(742ベース F)
センチュリー シャルトルブルー(EF)
M200スケルトン(M)
M400(EF)
プロギアスリムラムネ(M)
プロギアスリム(FM)
カスタムヘリテイジ912(WA)
カスタム74(SMF)
センチュリー(SF)
14金スタンダード(EF)

となっています。いろんなインクを入れていますが、メインは一位の木、大橋堂、プロフィットで、メモ用途でその他、と言ったところでしょうか。久しぶりに使うと、どれも魅力的に思えてくるんですよね。この前は、「自分は早書きするなら、ペン先堅めのマリナグランデより柔らかめのセンチュリーSFが使いやすい」ということを発見しました。細字のプラチナの面目躍如かもしれませんが、早書きしても楷書が崩れにくい気がしました。これも適度な柔らかさと弾力があるからかもしれませんね。

こうして見ると、細字ばかりですねwそろそろ中字も揃えたいところです。あとは、各社のフラグシップモデルが欲しいかなぁ。

 

万年筆祭は初めてでしたが、色々なペンを見ることができましたし、たくさんの方と出会えたのが嬉しかったです。2時間の滞在でしたが、できたら1日中居たかったなぁ。インク工房や、セーラー、パイロットのペンクリ大剣はできなかったのも残念。これはまた来年の楽しみ、ということでいいかもしれません。

その時は、是非とも中屋さんの万年筆を購入したいですね。そしてできたら、大橋堂さんの高級ライン。そのためにも、貯金せねば。

何はともあれ、非常に楽しい経験でした。改めて、東京が少し羨ましくなりました。


石丸文行堂130周年記念万年筆「龍 ーJyaー」&ジェットストリーム0.38 [万年筆]

マグロ消費量全国47位らしい私の住む長崎県ですが。万年筆で言うと、全国でも有名なマツヤ万年筆病院があります。私も、なんだかんだで最近お世話になることが多く、今年は♯3776センチュリーシャルトルブルーを購入させていただきました。

そんな長崎ですが、おそらく一般の人が一番お世話になるお店が、アーケードの中にある「石丸文行堂」だと思います。私も、高校時代〜現在まで万年筆以外のボールペン、シャープペン、ノートなどの購入でお世話になっております。

とはいえ、個人的には長崎の一文房具屋さんか、と思っていたら先日発売された「文房具屋さん大賞」というムックで審査員を務めていてびっくりしたものですが。

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左から3つ目ですね。

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審査員紹介のスペースの取り扱いが大きいのは、きっと他の店(銀座・伊東屋、ロフト、丸善など)よりマイナーだからかな、と思ったり。なんだかんだで日本の片隅の文房具屋さんですしね。実際的には、何故か石丸からは3人審査員が出ているからだと思いますが(他店舗は一人ずつ)

さて、そんな長崎の石丸文行堂ですが、先日130周年を迎えたようで、それを記念した万年筆が発売されていました。

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なんかちょっと立派な箱。

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これはシリアルなのかなぁ?と思ったのですが、どうも違ったような、何なのか。

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箱を開けるとこんな感じです。

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一緒に入っていたパンフレット。ちなみに、龍と書いて「じゃ」と読みます。龍踊りから、ですね。

130周年記念と言うことで、限定130本。3月1日より発売開始されたらしいです。私も先週気づいて、今週購入しようと決意していったわけですが。もう結構売れていて、残り20本くらい。字幅も細字と中字を準備していたけれども、もう中字は売り切れて残りは細字だけ。在庫も少ないから、シリアルを選ぶこともできません、ということでした。

先週買えばよかったかなぁ、と一瞬思いましたが、別にどうでも良いかとおもったのは内緒。私が買おうとしたときに、先に興味を示したマダムがいましたが、その方は細字しかないことが分かると購入していませんでした。やっぱり万年筆は太い方が好きな人が多いのか。「試し書きした方が良い」とそのマダムに言われましたが、別にパイロットの細字はカスタム一位の木使っているから大体の字幅が分かったのは内緒。

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ベースはパイロットのカスタム742のようです。インクは、色彩雫の月夜付き。

石丸文行堂ですが、ここ2年くらいパイロットのペンドクターを招いてペンクリニックを行っています。どうも、ペンドクターに長崎出身の方がいらっしゃいますし、パンフレットによるとパイロットとは並木製作所時代から90年近いおつきあい、ということでパイロットからの限定品になったようです。

通常のモデルとの違いですが。

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月夜の蓋に龍踊りのマークが入っています。どうでも良い!

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ボディの色ですが、パンフレットに書かれていたようにダークグリーンになっています。この色が一発で気に入って購入にいたったわけです。何故先週買わなかったし。

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ただ、写真では分かりづらいのが難点。かなり落ち着いた色合いで、普段使いにもいいと思います。

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龍の鱗をイメージした、というエンジンターン彫刻が美しく、かなりお気に入りになりました。今日買ったばかりなのにw

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リングには、「ANNIVERSARY 130th ISHIMARU JAPAN」の文字。

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ただ、どこ見てもシリアルナンバーが見つからず。(パンフレットには「シリアルナンバー入り」と明記してある)何とかここに130の文字を発見するも、これがシリアルナンバーか130周年記念と言うことか全く分からず。 まぁ、どうでも良いか、と。

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ペン先も130周年記念仕様。これで29400円(税込み)でした。カスタム742が定価2万円。ネットで買えば1万5千円程度で買えることを考えると、どうか、と言う気もしますが。まぁ、記念ですしwたまにはいいかな。

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早速書いてみました。インクは月夜にせず、松露をあえて入れてみました。ボディがダークグリーンだからちょうど良いかと思いまして。ちなみに、使用したノートはArtisan。松露を久しぶりに使ってみましたが、落ち着いた色で改めて好きだなぁ、と思いました。暫くこれで行こう、と思うものの、来週には月夜かサリックスに変えている予感。

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ライフのバンクペーパーに。最近、辞世の句を調べています。なかなか興味深い。

 

まだまだ全然使っていない状態ですが。さすがパイロットというだけあってペン先は素晴らしいです。しっかり細意地が書けます。

何より、ボディが美しい。ダークグリーンのボディは決して派手ではありませんが、静かに個性を主張してくれています。エンジンターン彫刻も持っている人だけ分かる、といった感じで、所有することに対する満足感が高いと思いました。これは、ヘビーローテーションになりそうです。松露を入れたので、メモ用ということになりますが、楽しく使えそうです。……やっぱりサリックスに入れ替えようかなぁw

 

長崎だし、130本もなかなか売り切れないだろう、と勝手に思っていたら結構売れているようで。ちゃんと購入できたことを喜びたいです。

 

おまけ。

なかなか店員さんに声をかけられない私が店の中をうろうろしていたら、ジェットストリーム0.38のダンボールを発見(かなりでかくて目立っていた)。万年筆買うついでに「いつ頃お店に出ますか?」と尋ねると、箱の中から出してくれました。しかも、全色出してくれるサービスッぷり。

試し書きさせて貰い、2本購入。本当は、もう少し欲しかったのですが、完全に予算オーバーで(^^ゞ

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三色ボールペンは買うつもりがなかったのですが、取り出してくれたので買ってしまいました。本当は、黒、赤、青をそれぞれ買おうと思っていたのですが、これ一本の方がいいか、ということで。あとは、アプリコットの軸を購入。

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ちょっとわかりにくいですが比較。1.0も持っていたはずですが見つからないのでとりあえず3種類。0.38と言うことで、一番心配だったのが書きやすさ。新油性とはいえ、油性ですから0.38という細さではなめらかさが失われるのではないか、と思っていたのですが。試し書きしてみると、それが全く杞憂だと言うことが分かりました。

0.38という細さにはなっても、新油性のなめらかな書き味は健在。相変わらず気持ちがよくなるような書き味でした。そして、0.38になったことで、ペンが滑る感じが無くなっているように感じました。新油性はなめらかな書き味は素晴らしいものの、過度に滑ることでコントロールしにくい、と感じる事もありましたが、これならコントロールしやすいように感じました。0.38という線の細さから生み出される美しい描線は素晴らしいと思いました。

0.38ということで心配される方もいらっしゃると思いますが、これはかなりおすすめです。と言うか、店頭に出されたらかなり売れそうだなぁ、と思いました。

ちなみに、uniのウェブページによると、3月15日から発売、ということですw


プラチナ #3776センチュリー シャルトルブルー [万年筆]

お久しぶりです。ネタはあったのですが、イマイチ更新する機会がなく、ついついサボりがちになっていました。もう少し更新頻度を上げたいところですが、そうしたらネタがなくなりそうで。難しいものです。

さて、いよいよ2月突入。1月は行くというように、あっという間に逝ってしまった印象ですが、2月というと、プラチナの新作発売。半信半疑でいつものお店に行くと「昨日入荷した」ということで、早速さわってきました。

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プラチナの#3776センチュリー シャルトルブルーです。お店に昨日入荷して検品していたもののまだ店頭には並べていなかったらしく、そのお店の購入第一号となりました(’-’*) フフ ちなみに、寄木万年筆もそのお店の購入第一号でした。ちなみに、そのお店は細字2本、中字2本の4本入荷だったようです。

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限定シリアル入りのカード。裏がインクの吸い取り紙になる、とかいう真面目にやっているのかネタなしろものなのか判断が難しいところですねwシリアルは1722ですが、万年筆に刻印されているわけでもないし、何とも微妙です。やっぱりネタ的に使うしかなさそうですね。

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インクはピグメントブルーがついていました。写真は撮っていませんが、「Written Using Platinum Pigment Ink.」と書かれたスタンプがついているからでしょうね。元々、軸の色に合わせてピグメントブルーカートリッジを使おうと思っていたので、ちょうど良いです。

ちなみに、スタンプがなにかお店の人がよく分かっていなかったようなので私が説明しておきました。そんなのプラチナの営業がしておいて欲しかったものですが。

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というわけで、本体。写真ではわかりにくいと思いますが、かすかにスケルトン、と言うくらい色が濃い青です。見ていて美しいです。

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アップ。自分のPC(MacBook Pro Retina)だとかなり見た目に忠実ですが、どうでしょうか?ほぼ不透明という感じですね。不透明度が90%以上、という感じかな。ペン先が何とか見えるくらいです。

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胴の部分。こんな感じなので、インクがどれくらい減っているかは残念ながら見て取れません。その点がちょっと残念です。

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ペン先は簡単に付け替えられる、ということでお店にあるものから極細×2、細字×2、中字×1を試し書きさせて貰いました。ここからが大変で。極細はさすがプラチナという感じの細さと書きやすさ。中字はインクが気持ちいいくらい出て書いていて気持ちよく、楽しい。そして、細字はインクの出も適量で良い感じの細さ。普段使い最強の貫禄でした。

最後の最後まで悩んだのですが、すでにセンチュリーは細軟と中字を持っていたので、極細を購入することにしました。さらに2本の中からより細く、ひっかかりが少なかった方をチョイスしました。

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書いてみた。最初、ピグメントだとインクの出がどうかな、と心配していたのですが、全然問題なくインクが出てくれています。まぁ、試し書きした後に水洗いしたときの水がまだ残っている可能性もあるのですが。線の幅が思ったほど細くなかったのは、水のせいだと信じたいところ(’-’*) フフ

普段使い考えたら、やっぱり細字がよかったかなぁ、と思いますが。良い感じで使えそうなので、どんどん使用していきたいです。

これで、なんだかんだでセンチュリーも3本目。何故かブルゴーニュは持っていないので次はブルゴーニュですね。また字幅をどうするかが悩ましい。


デルタ「マリナ・グランデ」 [万年筆]

クリスマスに、自分へのプレゼント、ということで購入してみました。

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初のイタリア万年筆です。初めて、ということで悩んだのですが、軸がシックだ、と言う理由だけで、「マリナ・グランデ」を購入しました。

箱なのですが、噂に聞いていたとおり、大きかったです。どれくらい大きいかというと、下のような感じ。

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ライトノベル(文庫本)4冊並べても、箱の方が大きいです。

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四六版でもこんな感じ。とにかく大きいです。

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でも、箱の中身はこんな感じ。上の部分が完全に無駄なのが(^^ゞいや、下の部分も遺憾なく無駄なのですが。

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ビス留めされてて、非常に凝っていました。万年筆=ステータス、という感じでしょうか?

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ビスを外すとこんな感じ。スペースが無駄です(^^ゞ

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デルタの万年筆は、通し番号がつくらしいということで、確認したら1775でした。これが、1775本目、ということですね。意外と少ないような、これくらいのような。どおりで、ネットであまり感想を見なかったのだ、と妙に納得しました。

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ペン先は14金。普段使いに良いサイズ、という感じがしました。私の購入の決め手もそこでした。

と言うのも、本日取り寄せをお願いしていた「マリナ・グランデ」を購入に言ったところ、珍しいものが入ったということで出てきたのが、

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「ドルチェビータミディアムオリジナル 30周年日本限定モデル(日本限定150本)」。「値段が2万円高いのだけれども、1本しか入らなかったから」ということで、書き比べさせて貰ったからでした。

マリナ・グランデは私が欲しかったもの。それに対して、「ドルチェビータ限定版」の方は、150本限定。サイズは、マリナ・グランデが普段使いしやすい小ぶりなものにたいして、「ドルチェビータ限定」の方は、かなり大ぶり。

ペン先は同じ14金細字。サイズは違うものの、書き味はそっくり。限定を取るか、初志をとるか。非常に悩みました。

結局、「限定はとっても欲しいけど、大きすぎて大げさすぎて普段使う姿が全く予想できない」という理由で、「マリナ・グランデ」を購入した次第です。私が物書きで、普段から万年筆を使って書く、と言うのならば、「限定ドルチェビータ」でもよかったのですが、残念ながら私は普通の人(’-’*) フフ

今思えば、逆にしておけばよかった気がしますが(^^ゞ 自分の中では、堀江結衣さんの無料ライブが外れて3月の東京行きがなくなるか、3月末まで売れてなかったら購入しようと思いました。とはいえ、たぶん私が買う前に売れると思います。

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というわけで、字幅はF。

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軸の色は深い青、という感じで非常に綺麗です。シックで、目立たないけどよく見ると綺麗。とてもおしゃれだと思いました。

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Capriの文字が掘ってある(’-’*) 

 

そしてインクですが。嘘か本当か、顔料インク、ということで

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 ペリカン「エーデルシュタイン オニキス」を頂きました。

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字幅ですが、結構細くて国産細字よりちょっと太いくらいの印象です。今回は比較してないので、詳しくは分かりませんが、普段使いには十分な細さだと思いました。

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ただ、やはり結構書き味は固いな、と感じました。それはそれでいいと思うのですが。使い込めばよくなりそう、とお店の方も仰っていましたし、どうなるかが結構楽しみかもしれません。

ちなみに、上の2枚は同じlifeのライティングペーパーに書いたのですが、現像で紙の色が全然違って見えるという(^^ゞ

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無駄に、満寿屋の原稿用紙に書いてみました。これは、『レイヤード・サマー』(上月司)のプロローグですね。全文書いてみましたが、やはりこの序文は大好きだ、と思えました。

インクも途切れることなく出ますし、スキップもなく非常に満足です。気になるのは、書き味くらいですね。これはそのうち慣れると思いますので、毎日のペン習字の練習を今度からこの万年筆でやって見ようと思っています(今までは、カスタム一位の木)。

それにしても。原稿用紙に書いてみたのですが、細字はスッキリして見えるのですが、迫力が足りないなぁ、と思いました。なるほど、これなら太字を使いたくなるな、と妙に納得した次第です。とりあえず、次に買う舶来ものは、中字以上にしようと思いました。問題は、2013年に買いたい万年筆ラインナップに舶来ものが入ってくる隙間がない、ということですね。

趣味の文具箱23のバックナンバーで、浅田次郎さんの原稿見てから原稿用紙に書くのも素敵だな、と思えるようになりましたので、書く頻度は増えるかな、と思っています。使ってみて、良い買い物だった、と大満足なので、ガンガン使っていってペン先が馴染んでくるのを楽しみにしたいと思います。


「GoodsPressオリジナル万年筆」&「MonoMax COACHスペシャル万年筆」 [万年筆]

雑誌の付録が万年筆付いている、ということで買ってみました。

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GoodsPressと

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MonoMaxです。

それぞれ

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緑色のオリジナル万年筆と

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COACHスペシャル万年筆がついています。

お値段はGoodsPressが730円で、MonoMaxが790円です。

ただ、それぞれコンセプトが違うものです。GoodsPressの方は仕事にもプライベートにも、ということと、「遊び」ということがあるようです。それに対して、MonoMaxの方は、5周年記念、さらにはCOACHとのコラボ、ということで、かなり力が入った仕様になっています。

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長さは、GoodsPressのものはやや短めです。

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キャップつけずに持つと、短くて持ちにくいように思います。

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このように、キャップをつけて持つのが前提かな?

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MonoMaxの方は、キャップをつけなくても十分に使えます。キャップつけない分軽くなるので、使いやすいのではないかと思います。

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キャップつけても良いものですが。少し重くなるので、そこをどう取るかですね。

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さて、字幅ですが。GoodsPressは中細、とかなりいいところを持ってきています。中細は漢字を潰さずに書けますし、インクの色も楽しめる、いちばん良い細さだと思います。対して、MonoMaxのは中字くらいでしょうか?しっかり書けて気持ちいいです。

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これがGoodsPress(少し、MonoMaxのが映り込んでいますが)

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これがMonoMax。実際太さの違いはさほどないように思います。

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鉄ニブで固いですが、どちらも書きやすいです。というか、どちらも800円以下のおまけ万年筆とは思えない書き心地の良さだと思います。初めての万年筆にもちょうど良いかも、と思いました。

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MonoMaxの方で力を抜いて。クリップ部分が稼働するせいで気密性が犠牲になっているのか、書き出しがかすれるきらいはありますが、一度書き始めると順調そのもの。結構小さくも書けます。

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まぁ、方眼ではないので、どれくらい小さいか分かりませんが(’-’*) フフ

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ペン先はどちらも同じかな。ツンツルテンです。まぁ、それが良いという人もいるかもしれませんが、若干寂しいものを感じます。

さて、ここからCOACHスペシャル万年筆の方のガワを見ていきたいと思います。

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ブリスターに入っててびびりました。

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ガワ。色はマホガニーブラウン。かなりシックです。柄はブリーカーシグネチャーのものらしいです。COACH自体知らないため、詳しくは分かりません(^^ゞ

ただ、見た目はとても雑誌のおまけとは思えない仕上がりになっていると思います。シックですし、仕事に使っていても違和感はないと思います。

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結構売れているようで、私は出勤前にコンビニで購入しました。雑誌、本は安定して2,3日遅れの九州クオリティで水曜日入荷でした。帰りに寄ってみたコンビニでは、まだまだ残っていたため、もう1冊確保。付けペンようにして遊ぶか。ペリカンのコンバーターがついた、という話があるので(結構むりやりらしいですが)、コンバーターに挑戦して普段使いにしてみるか。書き味、外見ともに「普段使いにしてみよう」と思わせてくれるような一品だと思います。

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上からプラチナプレジール。セーラーハイエースネオ。MonoMax万年筆。GoodsPress万年筆。MonoMax万年筆は、良い線を行っていますね。

こんな素晴らしいものが、雑誌の付録で購入できる。素晴らしい時代だな、と思いました。


パイロット 「キャップレス 2012年限定モデル チャコールマーブル」 [万年筆]

購入したのは少し前になりますが、ご紹介。

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結構立派な箱に入っています。結構見た目が良いので、今では職場でペン入れに使っています。冗談にペンを4本置いて、下段にカートリッジの予備を入れて、と結構便利です。

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中身。初めてのキャップレスになります。

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箱に輝く「Limited Edition」の文字。

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と言うわけで、パイロットの2012年限定キャップレス、チャコールマーブルです。

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上の写真ではわかりにくいので、アップで。こんな感じで、マーブル模様になっています。結構シックで見た目に素敵だと思います。

さて、この限定万年筆。毎年その年の本数だけ発売されるとからしいです。万年筆に今年から本格的にはまりだした私は初めてのゲットになります。ちなみに、長崎では2本だけ入荷されたようです。もう一本は、この前行ったらなかったようなので、もう売れたかもwなかなか入手できないようですしね。

私はというと。来年の手帳用に、プラチナの万年筆を購入しようと、いつものお店に行きました。「うわー、ちゃんと金魚の細字がある」とか「18金スタンダードいっぱいあるじゃん」とか物色していたら、近寄るお店の人。

「これ、限定なんだけどどうですか?」(イメージ)

と見せてくれたのがこれでした。自分が欲しかったらしいのに、紹介してくれるなんて(’-’*) フフ

「昔のキャップレスはおもちゃみたいだったけど、最近のはしっかりしている」「これは限定品だから、パイロットも気合いが入っている」などとお話を聞きながら、じっくり魅入りました。見た目一発で気に入りましたが、ペン先は中字。「細字だったら欲しいんですけどね」と伝えると、ペン先はすぐに交換できる、ということでした。もう、買うしかない状態ですね。

その後、目的のものを買うために、プラチナを試筆させて貰いました。お店には、それぞれ仕事をする店主と婦人。そして、真剣に試筆するおっさんの私。きっと奇妙な光景だったろうと思いますw

結局、手帳用に安い万年筆と一緒に購入にいたったというわけです。キャップレス、いつか買おう思っていたので、最初の一本が限定品だったのはラッキーかもしれません。

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限定の証。1396/2012です。

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ペン先はFに交換して貰いました。今思うと、Mでも良かったかも知れません。もっとも、キャップレスのペン先ユニットは注文できるらしいので、頼むのもいいかもしれません。或いは、来年の限定でMを狙ってみるのも(’-’*) フフ ……手に入らないだろうなw

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インクは、パイロットのカートリッジ黒。ブルーブラックと少し悩みましたが、こっちの方が使う機会が多かろう、と。なかなかブルーブラックを人様が見るものに使う勇気がないチキン野郎です。

細字らしい字です。まだまだペン先がなじんでいないように感じるので、これから使い込まないといけません。

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「ジョジョ〜その血の運命〜」の歌詞より。

と言いつつ、なかなか使えていないのですが。他の万年筆も使おうとすると、使う機会が限られてくるんですよね。メモにさっと取り出して、とは思うのですが。キャップを開ける、と言う動作が好きすぎるみたいです。

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『武士道エイティーン』より。

これを書いていて、ペン先が18金ということもあってか、意外とペン先がしなるな、という感じがしました。ペン先が開く、というか。なかなか楽しい。しかし、そんな事に今更気づくなんて、どれくらい使っていないんだ、と情けなくなりました。

そういえば、お店の人が「キャップレスは数年使っているとペン先が開いてきて太くなってくる」と言っていたのを思い出しました。なるほどそういうことなんだな、と納得。

 

なかなか素敵なものを購入できました。キャップを回して開ける、という動作は好きですが、ノックするだけでペン先が出てくるのは便利です。スーツのポケットに忍ばせておけば、いざというときに役立ちそうです。


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