2013年パイロットペンクリニックin長崎 [雑記]
ここ数年ですが、毎年一回は長崎でもパイロットのペンクリニックを開催するようにしているらしいです。昨年は9月に開催されたのですが、今年は4月開催でした。
登録していたら、こんなはがきが届きました。2枚wそんなこんなでペンクリニックに行ってきました。
開店と同時に行くのも何なので、10時30分くらいに到着するように行動。実際、それくらいに到着したのですが、お客さんはゼロ。待ち時間ゼロで受けることができました。最初はペンドクターの方もペン磨いて居るみたいだし、営業さんものんびりしているしで準備中かと思ったくらいでした。どうも、純粋にまだ誰も居なかったらしいw
さて、前回はインクフローを絞って貰ったりしたのですが、今回はインクフローをよくして、字幅を太くして貰いました。
2本と言うことで、悩みに悩んで3月に買った石丸130周年記念万年筆とカスタムヘリテイジ92をチョイス。
これだけだと分かりませんがw記念万年筆の方は、これ以上フローをよくできない、という所までスリットを開いた貰いました。92の方はある程度。本当は字幅を細くしたくもあったのですが、その要望だと、中字からインクフローをよくする方向の方がよい、とのことでした。
さて、2本終了したのですが、まだ少し時間がある、ということでもう一本見て貰えることに。そこで、カスタム一位の木を見て貰うことにしました。
一位の木も問題はなかったのですが、R&Kのサリックスを入れるとインクがあんまり下りてこない、という事がありました。今現在は竹炭を入れているのですが、それでも力を抜いて書くと吃驚するくらい細く書けるもので。それはそれで良いものなんですが、もう少し太い方が良いなぁ、ということで、インクフロー調整。
滝沢さんも納得されたようでスリットを少し開いてくださいました。「細字でもこれくらいがいいですよね」ということでしたが、これは私も大満足。やっぱりこれくらい書けた方がハッキリして良いですね。
実際どれくらいになったか比較。力の要れ具合かも知れませんが、74のSFMより少し細くて、プロギアスリムのMFと同じくらいになったような感じです。中細くらいが好みなので、ちょうどいいかな、と。
こんな感じでペンクリニックは終わったのですが、やっぱり一番楽しいのは、ペンドクターの方やパイロットの営業の方とお話しをすることだなぁ、と思いました。ちなみに、営業さんは去年の9月に少しお話しした私の顔を何となく覚えていたようで「前回もいらっしゃっていましたよね」と声を描けてくれたことには少し吃驚しました。人の顔を覚えるのが苦手な私にはとても無理な所業です(’-’*) フフ
今回はパイロットの万年筆ばかり見て貰ったのですが、営業さんが楽しそうにしていたり。一位の木に竹炭を使っていることを話すと、滝沢さんも「竹炭は良いですよねぇ」としみじみとしていました。
一位の木を出すと営業さんも(何故か)吃驚していました。まぁ、そんなに売れるものでもないでしょうしね。「良い色になってきている」と言われると嬉しくなるのは不思議なものです。
自分では、なかなか実感できないだけに特に。本当はつやふきんで拭いたりした方が良いのでしょうけども、私は特に何もしていません。自分で毎日字を書くくらいしかしていなかったのですが、滝沢さんも「このままキレイに使ってください」ということでした。
本当は、ちょっとだけ蓋に付いていたインクで軸が汚れてしまっているのですがwこれは木軸の欠点なんですけども。だから、キャップの中を時々拭くといい、ということでした。
キャップの中を拭くときは、綿棒でも良いけれども、滝沢さんは棒にティッシュを巻き付けて拭くのだけでも良い、ということでした。
一度目は、ほんの少し水をつけて水拭き。2回目は新しいティッシュを巻き付けてから拭き。これだけで良いとのこと。実際やって貰うと、ティッシュにはかなりのインクが付いていました。一位の木を汚して以来、とりあえずキャップの入り口を指で拭いてからつけるようにしていたのですが、それだけじゃ駄目だなぁ、と実感しました。
その他、営業さんのセールスwやはり一押しはこの前新聞広告も出したとか言う「ジャスタス95」のようで、試し書きをさせて貰いました。
個人的には、ネットブラックの軸が凄くいいなぁ、と感じました。短時間持っただけなのですが、軸のバランスもよかったと思います。
そして売りのペン先の弾力調整ですが。ほんの数文字書いただけなので何とも言えませんが、一番固いときと一番柔らかいときで若干違いが分かるくらいかな、と思いました。
どうですか、と勧められたのですが。ただ、この調整機能はおもしろいとは思うもののそれが必要か、と言われると、それこそネットで言われるように2本用意した方が早い気がするので微妙かなぁ、と思います。ただ、軸が好きなので買ってしまいそうですが。一番良いのは、この軸デザインで743を出してくれることですが。
ちなみに、昔のジャスタスは不具合もあったとかで(インクが漏れるなど)、その辺はどうなのか聞いてみました。嫌な客です(’-’*) フフ
昔と違うところとして、ニブを大きくしたこと、軸を大きくしたことを挙げていました。他にもいろいろ改良していると言うことでした。
ただ、パイロットはアフターケアもしっかりしているので壊れてもご安心を、ということでした。こう言い切れるのはすごいものです。
最後に、カスタム845を試し書きさせて貰いました。買わないものの試し書きを頼めない小心者としては、営業さんがどんどん勧めてくれるのは嬉しい限り。喜び勇んで試し書きさせて貰いました。
いつかは買おうと思っているものですが、実際手に取ると漆で軸が手に吸い付く、と言うのをハッキリ実感できました。エボナイトでできているため、軸も見た目よりも軽量。デザインが地味とは言われるものの、漆の軸はものすごくキレイでかなり物欲が刺激されました。これが誕生日近くなら、購入して調整して貰っていましたね(’-’*) フフ 今年中には購入しよう、ということを心に固く誓いました。
そんなこんなで次の人がいらっしゃったので辞去しました。今回のペンクリニックも大満足でした。次はいつ行われるか分かりませんが、その時は845を購入できるようにお金を貯めようと心に誓った次第です。
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