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パイロット「カスタム 一位の木」 [万年筆]

8月から万年筆を何本買ったか考えたくない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 万年筆欲しい病が発症するままに買いすぎたことを完成するばかりです。 とはいえ、比較的安いものを購入していたのですが。 先日、大きなものを購入してしまいました。

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こんな箱。でかいです。

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立派です。
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中身。と言う感じで、カスタム 一位の木です。

ここで、興味はないと思いますが、購入にいたった経緯など。完全にちら裏なので、興味のない方は読み飛ばしてくださいw
そもそもこの万年筆、パイロットのペンクリで目にしてから、いつか購入したいと思っていまいした。とはいえ、値段が値段なので(ネットで買えばだいぶ安くなりますが)来年またペンクリがあったら購入しよう、と思っていました。

そんな心情がありつつ、物欲を抑えていました。インク遊びでその分発散していたのですが、そこでやって来たのが色彩雫新色発売でした。新色は購入しようと思っていたのですが、入れる万年筆がすでにありません。だから、カスタム742のSFかFを購入しようと思って、よく行っている長崎の某有名万年筆病院に特攻したわけですが。 前の週に色彩雫の新製品のことを質問したことを覚えてくれていたらしく、教えてくれました。

ついでに万年筆を買うから、ということで、カスタム912SFM、カスタム742のSFとFを試し書きさせて貰っていました。 742のSFで決まりかなぁ、と決めかけていたその時。 「こちらも試してみませんか」と差し出されたのが、カスタム一位の木 細字でした。 「お客さん、万年筆好きそうだから」とのことで。ええ好きですともw

喜んで試し書き。持った第一印象は重い。確かな重量感とでも言えばいいでしょうか。 そして書いてみると。驚くほど書きやすい。ペンの重みがちょうどよく、気持ちよくすらすら書ける感じでした。もう、そこからずっと一位の木で書きまくるばかり。購入する気になっていました。
「これで5万円はお買い得」
「5万円だから買う人には売りたくない。価値が分かる人に買って貰いたい」 と次々と繰り出されるセールストークに打ち負かされた私は、購入していたというわけです。 で、手元に来たのがおよそ1週間前です。

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私はそもそも木軸好きですが、これはかなりいいです。木本来の味が楽しめる感じがします。手入れが大変そうかな、とか、汚れた手で持ったら一大事だな、とか思いますが。

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カスタム912との比較。結構大きいです。

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ニブ比較。10号の912よりも大きさを感じます。また、ニブの輝きも綺麗で満足感が得られました。

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早速書いてみました。とはいえ、これはさっき書いたのですが。インクは竹炭です。 印象としては、やはりというか、ガチニブ系で固い感じがします。これは、これまでのF字の愛用がセーラーのプロフィットFLと柔らかめのものだからだと思います。若干サリサリというか筆記感に違和感を感じる事があります。
とはいえ、軸の重量バランスが大変素晴らしく、すらすら書けるところは感動もの。書くのが凄く楽しくて、この1週間メモ取りに記入に字の練習にとひたすら使っていました。重さはあるのですが、重さを感じない感じすらしました。キャップをおしりにつけないと軽くなるのでしょうが、キャップをつけているときのバランスが個人的にかなりツボで、必ずおしりにキャップをつけて書いています。

そして、これを使っていて別の効能が得られました。それは、プロフィットFLのよさの再確認。まず、約31グラムの一位の木に対して、FLは約26.8グラム(共にペンハウスより)。わずか4グラムの差ですが、これが手にはかなりの差として感じられました。ガチの一位に対して、柔らかい21金との比較も良い感じです。 「もう、この2本があれば細字はもう要らないな」とすら思うほどです。

そうは言いつつ、たぶんまだまだ買うわけですがwそれでもたぶん常用はこの2本かな?

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また、これには印傅のペンシースがついていました。一本差し用のようですが、2本くらいは入りそうです。 私はこれに一位の木を入れて持ち歩いています。万年筆の高級感を損なうことなく、非常に満足です。

私が持っている万年筆で一番高い商品となりましたが、それ以上の書きやすさ、価値があると感じました。非常に大満足です。今は竹炭入れていますが、そのうち極黒にインクを変えてみようかなぁ。
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コメント 4

cherryh

うーん、万年筆に5万・・・・ 1万ちょっとのをどうしようか悩む私からすると、びっくりのお値段です。でも、手にあうもののようで、それはうらやましいw
by cherryh (2012-10-29 01:08) 

takao

cherryhさん、コメントありがとうございます。

いや、私も買うとは思ってなかったですw欲しかったことは欲しかったのですが。
なんと言うか、清水の舞台から飛び降りるって感じですね。
ただ、書きやすさは本当に素晴らしくて、凄く気に入ってます。
確かに最近はボールペンの性能も上がっていて、実用とか費用対効果とか考えると、5万というのは高いのでしょうけれども。
でも、書くことが楽しい、と言う何にも代えがたい悦びを得られるのは、万年筆の醍醐味であり、この万年筆の魅力だと思います。

国産の1万円のエントリー万年筆は、かなり使いやすくて悩まれているなら一度購入をお勧めします。
個人的には、#3776センチュリー中字、カスタム74SMF、プロフィットスタンダードEFを使っていますが、どれも楽しく使えています。
カスタム74はAmazonでぽちりましたけども、本体とCON70つけて7500円で買えました。
無理は言えませんが、試してみるのもいいと思いますよ。
by takao (2012-10-29 22:13) 

トミケイ

はじめまして 秋田のトミケイです。

いつも楽しく拝見させていただいております。
楽しさが伝わってくるのでついコメントを…

素材を生かした本当に素敵な万年筆です。
持ち味が最高ですね。木のぬくもりが伝わってきます。
素材が良いだけに注意点もあります。
一位の木の注意点
・木軸ですとありがちですが、キャップを尻軸に装着するとインクが付く可能性があります。
・日焼けしやすいです。(当店では蛍光灯で… タグの日焼けが)
・既に解決済ですが、キャップのトリムが軸から剥がれた。 多発したようで最新のキャップになりました。

小うるさいコメントで申し訳ございません。
それでは万年筆ライフをお楽しみくださいませ!

by トミケイ (2012-11-10 14:43) 

takao

トミケイさん、コメントありがとうございます。
このような始めたばかりのブログを見ていただき、恐悦至極に存じます。

注意点、ありがとうございます。
一応、キャップについてはこまめにティッシュを突っ込んだり、綿棒を突っ込んだりしてインクをとっています。
それで、インクがついたら仕方ないか、と諦めるつもりです。
日焼けに関しては、初めて知りました。
確かに少し心配はしていたのですが。
ただ、そちらの方もあまり気にせず使いたいとは思っています。

仕事で万年筆を使うようになって、とにかく書くのが楽しくなってきた気がしています。
書くのが楽しい、と思えるのは万年筆のすばらしさですよね。
凄く幸せなんだろうな、何て思っています。
by takao (2012-11-11 15:13) 

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