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夜色のインクの比較(月夜、Twilight、タンザナイト。とおまけ) [インク]

ふと、夜色のインクの色がどんな感じで違うのか、と気になって、今回比較してみました。

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Epson複合機 EP801Aでスキャン。

比較したインクは、

月夜(パイロット色彩雫)
Twilight(ダイアミン)
タンザナイト(ペリカン エーデルシュタイン)

おまけとして

青墨(セーラー)←月夜と似ていると言われるので
ブルーブラック(ヤードオレッド)←ただ単純に最近入れてみたので

というラインナップです。使用した紙は、パイロットの万年筆用箋。ペンクリニックの時に1万円以上のパイロット製品購入でもらえる奴です。

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こちらはα33で撮影したもの。

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月夜は、三色の中で一番明るいですね。そして、一番緑を強く感じます。適度な明るさは落ち着きを感じて美しく思います。今回数えてみたら、今3本の万年筆に入っていました(’-’*) フフ 好きなインクです。

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Twilightは、月夜と系統は同じですが、こちらの方がより暗い印象です。深夜、という感じでしょうか。こちらもキレイな色です。月夜は色が好きだけどちょっと明るすぎるかな、と言うときによい候補だと思います。問題は、手に入りにくいところでしょうか。現在は海外からの購入しか方法はないと思います。80mlで£5.65(26日のレートで約865円)と結構お得なのです。

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タンザナイトは青が強い印象です。ブラックブルーはダテではないと言うべきでしょうか。個人的に、明け方をイメージする色です。3色だと一番落ち着いて感じます。

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青墨ですが、月夜と似ていると言われますけど、比べてみると青墨の方が春香に明るいですね。それ故に、青墨は青だと言われるのでしょう。私もブルーブラックと言うよりブルーというイメージで使っています。時間帯で言うと、宵の口という所でしょうか。月夜より明るい色を希望する場合や、月夜は好きだけど耐水性が、と言うときにいいかと思います。

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最後にヤードオレッドのブルーブラック。好きだけど入れる万年筆がなかったので、使用機会がなかったのですが、最近M400に入れてみたので入れてみました。

青墨に似ているけど、こちらの方が薄いというか暗いというか。薄いのは、M400を洗ったときの水が残っていた影響だと思います。キレイな色だと思いますし、好きなインクです。ただ、ダイアミンほどではないものの入手がなかなか難しいのと28.4mlで1575円という定価がネックですね。

 

こうして比較してみると、ブルーブラックの系統と言うことで印象は似ていますが、その中でもそれぞれ個性があって面白いと感じました。こうやって自分の好きなインクを探していくことは楽しいですが、こうやって自分の好みのインクを求めて、インク沼にはまり込んでしまうのが、万年筆の罠ですね(’-’*) フフ

この中だと、大橋堂に入っている青墨とM800に入っているタンザナイトの使用頻度が高いです。月夜は912WA、サファリ、プロギアスリムに入っているのに、使用頻度ががくっと下がるという(^^ゞ 今Twilightが入っている万年筆がないのですが、どれかに入れたいなぁ、と思う結果でした。

ただ、BBだとサリックスやバーディグリーズも使いたいという思いがあります。使用頻度を考えるとこれ以上入れても、と言う面もありなかなか歯がゆいです。悩みはつきません(^_^;)


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ヤード・オ・レッド ブルー [インク]

インクでは以前ダイアミンのVERMILIONをご紹介しましたが、その時一緒に購入していたインクです。ヤードオレッドのブルー。

私のヤードオレッドの印象としては、殆ど巨大掲示板情報になるのですが「軸が豪華」「ペンシルがいい」「ボールペンや万年筆はイマイチだけど、ボールペンの青の発色がいい」ということでした。これもかなり前の認識なんですが。

いつかは手に入れた一品であるのですが、高価なためなかなか手が出ず。とりあえず良い色と評判の良いブルーブラックのインクを買ったりしていたのですが、今回ブルーに手を出してみました。

日本で購入すると1575円(税込み)ですが、イギリスからの購入で4.35ポンド。この記事を書いている5月10日時点で1ポンド156円くらいみたいなので、約680円でしょうか。これくらいの値段で日本でも買えたら良いんですけどね('ー ' *) フフフのフ

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毎度α33で撮影して現像しているので色味は参考くらいでしょうか。毎度下手くそな字で申し訳ないです(^^ゞ

ブログなどを見ていると、「日本代表のユニフォームのような青」なんて言われることもあるヤードオレッドのブルーですが、確かに書いてみると「真っ青」という感じです。濁りのない青というと語弊があるかもしれませんが、そんな感じがしました。

ちなみに使用した紙はLIFEのWRITING PAPERです。

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とりあえず、今使っている青系のインクの比較。サリックスはBBですが(’-’*) 

ペリカンのロイヤルブルーは、ペリカノジュニアに突っ込んで放置しているもので書いたので、煮詰まっていると思います。でも、これくらいの色だとキレイですね。ちなみに、撮影の時に手が触れたのか、にじんでしまいました。

こうして見ると、それぞれが違うベクトルの色合いで面白いなぁ、と思いました。露草は薄いかなぁ、とも思いますがやはりキレイです。ピグメントブルーは方向性としてヤードのブルーに近い気がします。ただ、色が薄いでしょうか。極細で使っている影響もありそうですが。

通常使いにしたとき目に優しいのは露草かピグメントブルーかな、と言う気がします。

写真だと分かりづらいですが、サリックスはこうして比較するとBBだ実感できます。

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ちょっと色補正をしてみました。紙の色はこんな感じかな、と言う気がしますが、明るすぎましたね(^^ゞ

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今回は入れる万年筆がなかったのでペリカノジュニアに付けペンで書いたのですが、結構にじんでしまいました。前回洗ったときの水分が残っていたのかどうなのか。

評判どおりの美しい青で大満足です。とはいえ、入れる万年筆が決まっていないのでしばらくはお蔵入りしそうです……。セーラーのラムネブルーが空いているのでそれに入れようかなぁ、とは思っていますがどうなるか。使っていないインクも増えていますし、悩ましいところです。

しかし、もっともっと字の練習しないと。せめて真っ直ぐ書けるように(’-’*)


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ペリカン M800茶軸 [万年筆]

実は先週届いていました。

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注文自体は、3月中旬に東京に行った際、フルハルターさんでお願いしていたのですが。それが出来上がって発送されてきました。

注文した際、「ご存じかもしれませんが、手を傷めているのでいつになるかお約束できません。半月後になるか、1ヶ月後になるか、1ヶ月半後になるか。それでも良いなら」という感じの中注文していたので、2ヶ月くらいは覚悟していたのですが、思ったよりも早く到着しました。

さて、注文した茶軸ですが、やはり軸が美しい。

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茶色が濃いところ。銀色が輝くところ。軸をくるくる回しているとさまざまな顔が見えてきます。いつまでも飽きずに軸を眺めていられそうです。

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キャップのペリカンさん。すでに持っているM400とは違うキャップですね。

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M400とM800の比較。こうして見ると、大きさが全然違いますね。

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インクは何を入れるか大変悩んだのですが。森山さんからはインクの話もお伺いしたのですが。独自の理論として、万年筆は洗わなくて良い、とのことでした。何でもモンブランで働いていたときいろんな万年筆を見てきたけれども、同じインクをずっと使い続けてきた万年筆はインクが馴染んですこぶる調子がよくなる、とのことでした。だから、同じインクを使い続けて欲しい、と。

さてそうなるとどうするか。できたらプラチナかセーラーの顔料を入れたいところですが、顔料を入れたら洗浄は欠かせなくなります。もっとも、インクは純正をおすすめされていたので、ペリカン、となるのでしょうが。ロイヤルブルーはすぐ消えてしまうしブルーブラックは古典で危険性が高い、と。そして、色々悩んだ結果すでに持っていた「タンザナイト」を使うことにしました。廃番という心配はあるのですが、そうなったらそうなったとき。ちょうど入れている万年筆もなかったのでこれにしました。

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ちなみに、森山さんは「緑のインクだけはおすすめしない」ということでしたが、カードに使われているのは緑なんですね(’-’*) フフ 何で緑は勧めないか、というと緑だけは突然不具合が出たりするから、ということでした。その理由は分からないけど、とも。

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で、カードにBB→Mと書かれていたのですが、ペン先見たら3Bと書いていました。

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通常のMと違って、3Bからの研ぎ出しなのでイリジウムがたくさん付いていて凄く嬉しくなりますね。

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これは長く使えそうですね。

さて、Mでお願いしたのですが、どれくらいの太さか比較してみました。

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書いたのは、ロディアのブロックメモ №8。 国産Mよりも結構太めな気がしますね。サファリのFくらいの太さでしょうか(’-’*) フフ サファリのFがどれくらい太いんだ、ってことになりそうです。

書き味ですが。自分の持ち方で書いているとインクがたっぷり出てくれ書き味がなめらか。するすると書いていけるような感覚です。小さいところに書くのには不向きですが、無地の紙にのびのびと書く、と言う目的だと気持ちよく書けています。

重量バランスですが、これまたかなりバランスが良いなぁ、と感じています。私はキャップを後ろにつけて書くのですが、重さをあんまり感じない感じがします。そんな長い時間書き続けてことはないのですが、長時間書いていても疲れないような気がします。

今ではすっかりお気に入りの一本で機会があれば使うようにしています。これが使い続けることでどんどん自分好みの書き味になるのか、と思うと楽しみです。


2013年パイロットペンクリニックin長崎 [雑記]

ここ数年ですが、毎年一回は長崎でもパイロットのペンクリニックを開催するようにしているらしいです。昨年は9月に開催されたのですが、今年は4月開催でした。

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登録していたら、こんなはがきが届きました。2枚wそんなこんなでペンクリニックに行ってきました。

開店と同時に行くのも何なので、10時30分くらいに到着するように行動。実際、それくらいに到着したのですが、お客さんはゼロ。待ち時間ゼロで受けることができました。最初はペンドクターの方もペン磨いて居るみたいだし、営業さんものんびりしているしで準備中かと思ったくらいでした。どうも、純粋にまだ誰も居なかったらしいw

さて、前回はインクフローを絞って貰ったりしたのですが、今回はインクフローをよくして、字幅を太くして貰いました。

2本と言うことで、悩みに悩んで3月に買った石丸130周年記念万年筆とカスタムヘリテイジ92をチョイス。

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これだけだと分かりませんがw記念万年筆の方は、これ以上フローをよくできない、という所までスリットを開いた貰いました。92の方はある程度。本当は字幅を細くしたくもあったのですが、その要望だと、中字からインクフローをよくする方向の方がよい、とのことでした。

さて、2本終了したのですが、まだ少し時間がある、ということでもう一本見て貰えることに。そこで、カスタム一位の木を見て貰うことにしました。

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一位の木も問題はなかったのですが、R&Kのサリックスを入れるとインクがあんまり下りてこない、という事がありました。今現在は竹炭を入れているのですが、それでも力を抜いて書くと吃驚するくらい細く書けるもので。それはそれで良いものなんですが、もう少し太い方が良いなぁ、ということで、インクフロー調整。

滝沢さんも納得されたようでスリットを少し開いてくださいました。「細字でもこれくらいがいいですよね」ということでしたが、これは私も大満足。やっぱりこれくらい書けた方がハッキリして良いですね。

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実際どれくらいになったか比較。力の要れ具合かも知れませんが、74のSFMより少し細くて、プロギアスリムのMFと同じくらいになったような感じです。中細くらいが好みなので、ちょうどいいかな、と。

こんな感じでペンクリニックは終わったのですが、やっぱり一番楽しいのは、ペンドクターの方やパイロットの営業の方とお話しをすることだなぁ、と思いました。ちなみに、営業さんは去年の9月に少しお話しした私の顔を何となく覚えていたようで「前回もいらっしゃっていましたよね」と声を描けてくれたことには少し吃驚しました。人の顔を覚えるのが苦手な私にはとても無理な所業です(’-’*) フフ

今回はパイロットの万年筆ばかり見て貰ったのですが、営業さんが楽しそうにしていたり。一位の木に竹炭を使っていることを話すと、滝沢さんも「竹炭は良いですよねぇ」としみじみとしていました。

一位の木を出すと営業さんも(何故か)吃驚していました。まぁ、そんなに売れるものでもないでしょうしね。「良い色になってきている」と言われると嬉しくなるのは不思議なものです。

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自分では、なかなか実感できないだけに特に。本当はつやふきんで拭いたりした方が良いのでしょうけども、私は特に何もしていません。自分で毎日字を書くくらいしかしていなかったのですが、滝沢さんも「このままキレイに使ってください」ということでした。

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本当は、ちょっとだけ蓋に付いていたインクで軸が汚れてしまっているのですがwこれは木軸の欠点なんですけども。だから、キャップの中を時々拭くといい、ということでした。

キャップの中を拭くときは、綿棒でも良いけれども、滝沢さんは棒にティッシュを巻き付けて拭くのだけでも良い、ということでした。

一度目は、ほんの少し水をつけて水拭き。2回目は新しいティッシュを巻き付けてから拭き。これだけで良いとのこと。実際やって貰うと、ティッシュにはかなりのインクが付いていました。一位の木を汚して以来、とりあえずキャップの入り口を指で拭いてからつけるようにしていたのですが、それだけじゃ駄目だなぁ、と実感しました。

その他、営業さんのセールスwやはり一押しはこの前新聞広告も出したとか言う「ジャスタス95」のようで、試し書きをさせて貰いました。

個人的には、ネットブラックの軸が凄くいいなぁ、と感じました。短時間持っただけなのですが、軸のバランスもよかったと思います。

そして売りのペン先の弾力調整ですが。ほんの数文字書いただけなので何とも言えませんが、一番固いときと一番柔らかいときで若干違いが分かるくらいかな、と思いました。

どうですか、と勧められたのですが。ただ、この調整機能はおもしろいとは思うもののそれが必要か、と言われると、それこそネットで言われるように2本用意した方が早い気がするので微妙かなぁ、と思います。ただ、軸が好きなので買ってしまいそうですが。一番良いのは、この軸デザインで743を出してくれることですが。

ちなみに、昔のジャスタスは不具合もあったとかで(インクが漏れるなど)、その辺はどうなのか聞いてみました。嫌な客です(’-’*) フフ

昔と違うところとして、ニブを大きくしたこと、軸を大きくしたことを挙げていました。他にもいろいろ改良していると言うことでした。

ただ、パイロットはアフターケアもしっかりしているので壊れてもご安心を、ということでした。こう言い切れるのはすごいものです。

最後に、カスタム845を試し書きさせて貰いました。買わないものの試し書きを頼めない小心者としては、営業さんがどんどん勧めてくれるのは嬉しい限り。喜び勇んで試し書きさせて貰いました。

いつかは買おうと思っているものですが、実際手に取ると漆で軸が手に吸い付く、と言うのをハッキリ実感できました。エボナイトでできているため、軸も見た目よりも軽量。デザインが地味とは言われるものの、漆の軸はものすごくキレイでかなり物欲が刺激されました。これが誕生日近くなら、購入して調整して貰っていましたね(’-’*) フフ 今年中には購入しよう、ということを心に固く誓いました。

そんなこんなで次の人がいらっしゃったので辞去しました。今回のペンクリニックも大満足でした。次はいつ行われるか分かりませんが、その時は845を購入できるようにお金を貯めようと心に誓った次第です。


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Diamine VERMILION [インク]

赤インクというと、ペン芯が染まる、と言う欠点があります。それでも、万年筆を仕事でも使いたい。仕事で使う赤も万年筆で使おう、という感じで使っています。

これまでは、プラチナのローズレッドを使用していたのですが、別のインクを試してみたい、と思い海外通販してみました。

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DiamineのVERMILIONです。The Writing Deskに注文して1週間程度で届きました。10日は経たなかったくらいですかね。それくらいとは聞いていましたが、結構早かったです。

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サイズは80ml。このサイズしかなかったために。公式サイトから注文すれば小さいのも買えたのかもしれませんが、他に頼みたいインクがあったので。しかし、これは使い切れない予感。瓶が大きくてどっしりしているので、文鎮代わりに良いかも、と思います。

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習字も多少たしなんでいたこともあり、色はVERMILION(朱色)にしました。海外の考える朱色ってどんな色だろう、と言う興味もありましたが。

上のはパイロットの万年筆用箋です。書いているときは「意外と朱色?」と思ったのですが、再び見てみると朱色と言うよりオレンジっぽい感じがします。オレンジっぽい朱色というか。

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ただ、カスタム92に入れるとインクがキレイだなぁ、と思いました。

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これではわかりにくいですが、ややオレンジ色のインクが透けて見えます。

他の紙でも書いてみました。

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満寿屋の原稿用紙。朱色と言われたら朱色かなぁ、と言う気がしますが第一印象はやっぱり「オレンジ?」

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LIFEのライティングペーパー。インクフローは普通でしょうか。乾きも普通。これは書いているときに手が当たって少し紙が汚れています。

暫く使ってみようと思いつつ。仕事で使う普通のコピー用紙に書いたときににじんだりしないかが少し気がかりです。


MD NOTEBOOK COTTON [紙]

新年度に突入、ということで新しいノートを買いに行きました。本当は、MONOKAKIのB5無罫が欲しかったのですが、残念ながら長崎で売っている店を私は知りません。と言うか、ないような気がするのですが。

その代わりとなりそうなノートを物色していて、見つけたのがこれでした。

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帯には「5th ANNIVERSARY MD NOTEBOOK」なんて書かれているのですが。MDノート5周年を記念して抄造されたNOTEと言うことです。

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左 ノーマルMD(メモパッド)|右 MD用紙コットン

ちょっとわかりにくいかもしれませんが。ノーマルMDノートが少しクリーム色?なのに対してMD用紙コットンは白いです。個人的にはクリーム色の用紙が好きなのですが、一般的にはんノート=白、と言う人も多いような気がしますし、要望が多かったのかもしれませんね。

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左 ノーマルMD(メモパッド)|右 MD用紙コットン

文字を書いたところの比較。ちょっと画像を小さくしすぎて文字が潰れていますが。

さわり心地については、コットンが20%配合されている、ということが影響しているからか分かりませんが、ノーマルのMDペーパーと比べてザラザラしているような印象があります。比較してみてそんな感じかな?と言う程度ですが。

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仕様インクは上から

セーラー 青墨(カートリッジ) MD NOTEBOOK〜
プラチナ カーボンインク(カートリッジ) 中紙の〜
セーラー 極黒(カートリッジ) コットンが〜
ペリカン エーデルシュタイン オニキス 書くことを〜
パイロット色彩雫 松露 「糸かかり〜
プラチナ ピグメントブルー(カートリッジ) フラットに〜
プラチナ ローズレッド 罫線が〜
R&K   ヴァーディグリーズ 書き終った〜
Diamine Twilight 愛読書と〜
ヤードオレッド ブルー 株式会社〜 

複合機のスキャナで取り込んだ方(たぶん)。書き心地はいいと思います。引っかかりもありませんし。コットン20%配合と言うことで、インクのにじみが出ないか、ということが心配されましたが、私の常用しているインクでは問題なさそうです。

にじみはどうか、ということで、にじむ、髭が出る、抜けるで定評のある?R&Kのヴァーディグリーズで書いてみたのが、「書き終った時、あなただけの1冊の本が出来上がります。」の部分。ただし、今ヴァーディグリーズを入れている万年筆がなかったので、付けペンで書いてみました。他のインクを試した後で水洗いした後使ったので、水分が多少多めだったと思うのですが、それでもにじみ、裏抜けが全くなかったので、このMD用紙コットンも安心して万年筆で使えそうです。

ちなみに、ノートに書かれている部分は、全部帯に書かれていることなのですが、「書き終った」は「書き終わった」じゃない?と思わず突っ込みたくなってしまいました。どうでもいいことですが。

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たぶん写真で取った方。どっちが色がちゃんと出ているのか、と思うのですが、ディスプレイ越しなのでそこまで気にしないで良いのかな?とも思うワケで。

A5サイズ無罫を購入しましたが、値段は945円(税込み)でした。ノーマルが840円(税込み)なのと比べると、105円の値上がりですね。その105円に価値を見いだせるか、という所ですが。紙の書き味に関して、残念な感覚しか持っていない私は「ノーマルでいいな」という感じです。

また公式ウェブページを見ると、「5周年記念アイテム」とあることから、このノートが限定商品であるようなので、同じものをずっと使いたい、と言う方には不向きかもしれません。

MDノート5周年ということで、まだ5周年なのか、と感じてしまいました。万年筆を使うノートとして、MDノートは優秀だと思いますので、長く続いて欲しいな、と思います。個人的には、ペーパーパッドを愛用しているので、これが廃番にならないように愛用したいと思います。


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第14回 世界の万年筆祭に行ってきました(大橋堂購入記録) [万年筆]

3月16日(土)東京で行われた堀江由衣さんの無料ライブ、通称ダーターライブに参加するため、初めて東京に行きました。

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かなりピンぼけですが(^^ゞ

本当はインク工房に参加したかったのですが、予約が多そうで断念。これは九州に来た際の楽しみにしたいと思います。見ていただけですが、楽しそうでした。

同様に、セーラーのペンクリも断念。これも、いつか参加したいところです。実物の長原さんは写真そのものと言った感じで、ちょっと面白かったです。写真より若く見えるなぁ、という感じもしました。狭い会場内でグラインダーが稼働する音が響いているのは、なかなか愉快でした。

さて、それでは私は何をしていたか、と言うと。滞在は2時間で殆どくるくる見て回っていただけなのですが、その中でも一本購入していました。

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大橋堂さんの万年筆です。前日にM800を購入していたこともあり、あまり予算はないのでお値段を抑えられること。そして何より、長崎に住む私にはなかなか購入する機会がないことが決め手になりました。聞いてみると、時々福岡で、毎年8月に熊本に来る程度、ということで。他は所々呼ばれるけれども、次はお呼びがかからない、と言うことでした。残念。

対応して下さったのは、木村隆さん。これまたお若い方でした。たくさんお話しをして下さり、また試し書きもどんどん勧めて下さり、ただただ圧倒でした。

本当は特許を取っているPC-Ⅰ型が良いかなぁ、と思ったのですが、さすがに10万は出せず(T-T)他にも試させて下さった20万くらいするものは、木村さんが仰るとおりまるで筆を持っているように手に馴染んで凄く欲しかったですが、ない袖は振れず。結局、玉虫塗りなどと悩んだ結果、DSC02284.jpg

シンプルなものに落ち着きました。まぁ、今でも玉虫塗りの緑がよかったなぁ、とは思うのですが、それはまた次に買えばいい話でwこちらはこちらで非常に落ち着いていて、飽きが来ない気がします。

ペン先ですが、太字が書いていて気持ちよかったのですが、仕事でもばりばり使いたいので中字か細字になります。その二つを試し書きさせて貰い最終的に決まったのが

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細字でした。堅めの調整がしてあったのですが、それを少し柔らかめにして貰い取り付けて貰いました。

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ペン先はセーラー製。一緒にブースに座っていた女性が「なんでセーラーのペン先なの?」と聞いていましたが、取り立てて理由はなさそうでした。14金を使っているのは、適度な固さがあって、ペン先を押し返す力が働くから、みたいなことを仰っていました(うろ覚え)確かに、柔らかめに調整して貰ったものの、パイロットのS系ニブやプラチナの細軟に比べると固い書き味。でもそれが良い感じになっているように思えました。

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クリップは球クリップ。これまた同じブースに座っていた女性が「他にクリップないの?」と聞いていました。ただ、「こっちもクリップの形状を変えるように言っているんだけど、親方が頷かない」ということでした。「おそらく、昔はクリップの形も決まっていたんだけど、初めてオリジナルのクリップが作れるようになって、その時取り付けたのがこの形。だから、変えたくないんでしょうね」ということでした(またうろ覚え)

コンバーターは付属。さらに、お試し用か、カートリッジインクをサービスしてくれそうでしたが、あいにく私の使う予定だった極黒はない、ということでもらえませんでした。ここは素直にブルーブラックと行っておけば良かったかw

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実際に入れたのは青墨ですし(’-’*) フフ

早速仕事で使っていますが、漆塗りのおかげか、手に馴染んで非常に書きやすいです。木村さん曰く「後ろの方を持っている」という私ですが、キャップをはめた長さがちょうど持ちやすいです。ペン先も、柔らかめの調整をして貰っただけですが、使い込んだもののような書きやすさを感じています。

また、エボナイトを使用しているため軽い、ということでしたが、実際それは利点として感じます。キャップをはめてもバランスが良いですし。

唯一気になるのが、キャップネジの部分の段差ですが、私はその部分にゆびさきが来るように持つようにしているので、何とか回避できています。ただ、前を持つときはやはり痛い(^^ゞ

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インクは何を使ってもいい、ということでした。ただ、モン○ランは時々出来の悪いロットがあるので注意、ということでした。ただ、私は使ってないなw

試し書きに購入に調整に、と1時間くらい大橋堂さんにいましたが、非常に楽しい時間でした。時間が合ったらもっと話していたかった、というか、もう一本くらい欲しかった、と言うか(’-’*) フフ

漆塗りの利点として、インクで汚れない、ということで(確か)試し書きにつける用としておいていたシェーファーの青インクに尾軸部分をつけたときはびっくりしました。でも、実際汚れていなかったですね。最近、カスタム一位の木にインクがついて若干凹んでいた私としては、これは嬉しい限りです。

今のお気に入りとしては、確実にトップ3に入る一品を購入でき非常に満足しています。生涯補償、というのも嬉しいですね。安心して使い続けられそうです。

次は、20万の漆塗りの奴が欲しいかなぁ、とか、次こそPC-Ⅰ型が欲しいかなぁ、なんて思っていますが。いつか手にしたいところです。 ただ、その前に次こそは中屋のものも欲しいかなぁ(’-’*) フフ

 

その後は、会場をうろうろ。そして気になったのが、デルタ・スティピュラのブース。ペンクリに誰も居ない……。ペンドクターがちょっと退屈そう……(そんな事ないと思いますが)

そんなわけで、「今大丈夫ですか?」と声をかけて愛用のマリナグランデを調整して貰いました。細字を買ったものの、やはり国産と比べると若干太く漢字を書くと潰れることがあったので、若干細くして下さい、とお願いしたところ、「じゃあ、角を落としますね」ということでやすりで削って下さいました。

作業をしながらお話しを。長崎から来たことを知ると、「お仕事でですか?」と。

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私の隣に鎮座ましますアスナのメッセンジャーバッグを見る限り、仕事ではないだろうに、と思いつつ「そんな感じです」と適度に濁す私w「ほっちゃんのライブを見に来ました(`・ω・´)キリッ 」とはできませんでした。

他には「やっぱり長崎で万年筆買うなら、マツヤさんになるんですか?」とか「万年筆を使い始めた理由は何ですか?」とか。「最初は興味だったんですけど、仕事で便利に使えています」というと「仕事で使えるのは良いですね」と言う感じで楽しく会話しました。

そんなこんなで作業は終了。

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インクの供給量は変えずに、角を落とすことで線を細くした、ということでした。そのおかげか書き味の気持ちよさは変わらずに、線も適度な細さになり大変満足しました。デルタのペンクリとか、長崎に住む限りなかなか巡り会えないと思うので貴重な経験となりました。

最後に「セーラーのペンクリは行った?長原さん、面白いよ」と言われましたが、いえいえ仲谷さんも非常に面白い方でした。

さて、ちなみにペンを取り出すとき「いっぱい持っているんですね」ということで、「何本くらい持っているんですか?」と聞かれ、「20本くらいだと思います」と適当に答えました。実際数えていないから分からないのですがwで、改めて家に帰って数えてみました。

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上の写真が家に置いているもの。殆どインクを抜いています。入っているものもありますが、使わないことが圧倒的に多いので、そのうち抜かないと(^^ゞ

一応説明すると、左から

ラミーサファリ(F)
ハイエースネオ
プレジール
レクル
センチュリー(M)
プロフィットスタンダード(EF)
寄木万年筆(M)
ペリカノ
ペリカノジュニア×4色
GoodsPress(2011年?)のおまけ
GoodsPress(2012年)のおまけ
MonoMAXのおまけ

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そして、こちらが仕事で使っているもの。ペンケースに入れて持ち運んだり、職場に置いている奴です。全部で31本あるwちなみに、プレピー×2を撮影してなかったから、全33本ですね。

一応これは左から今週の使用頻度順(印象)に並べてみました。左から、

カスタム一位の木(F)
大橋堂 スタンダード(F)
カスタムヘリテイジ92(B)
マリナグランデ(F)
プロフィットFL(F)
キャップレス2012限定(F)
石丸130周年記念万年筆(742ベース F)
センチュリー シャルトルブルー(EF)
M200スケルトン(M)
M400(EF)
プロギアスリムラムネ(M)
プロギアスリム(FM)
カスタムヘリテイジ912(WA)
カスタム74(SMF)
センチュリー(SF)
14金スタンダード(EF)

となっています。いろんなインクを入れていますが、メインは一位の木、大橋堂、プロフィットで、メモ用途でその他、と言ったところでしょうか。久しぶりに使うと、どれも魅力的に思えてくるんですよね。この前は、「自分は早書きするなら、ペン先堅めのマリナグランデより柔らかめのセンチュリーSFが使いやすい」ということを発見しました。細字のプラチナの面目躍如かもしれませんが、早書きしても楷書が崩れにくい気がしました。これも適度な柔らかさと弾力があるからかもしれませんね。

こうして見ると、細字ばかりですねwそろそろ中字も揃えたいところです。あとは、各社のフラグシップモデルが欲しいかなぁ。

 

万年筆祭は初めてでしたが、色々なペンを見ることができましたし、たくさんの方と出会えたのが嬉しかったです。2時間の滞在でしたが、できたら1日中居たかったなぁ。インク工房や、セーラー、パイロットのペンクリ大剣はできなかったのも残念。これはまた来年の楽しみ、ということでいいかもしれません。

その時は、是非とも中屋さんの万年筆を購入したいですね。そしてできたら、大橋堂さんの高級ライン。そのためにも、貯金せねば。

何はともあれ、非常に楽しい経験でした。改めて、東京が少し羨ましくなりました。


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石丸文行堂130周年記念万年筆「龍 ーJyaー」&ジェットストリーム0.38 [万年筆]

マグロ消費量全国47位らしい私の住む長崎県ですが。万年筆で言うと、全国でも有名なマツヤ万年筆病院があります。私も、なんだかんだで最近お世話になることが多く、今年は♯3776センチュリーシャルトルブルーを購入させていただきました。

そんな長崎ですが、おそらく一般の人が一番お世話になるお店が、アーケードの中にある「石丸文行堂」だと思います。私も、高校時代〜現在まで万年筆以外のボールペン、シャープペン、ノートなどの購入でお世話になっております。

とはいえ、個人的には長崎の一文房具屋さんか、と思っていたら先日発売された「文房具屋さん大賞」というムックで審査員を務めていてびっくりしたものですが。

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左から3つ目ですね。

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審査員紹介のスペースの取り扱いが大きいのは、きっと他の店(銀座・伊東屋、ロフト、丸善など)よりマイナーだからかな、と思ったり。なんだかんだで日本の片隅の文房具屋さんですしね。実際的には、何故か石丸からは3人審査員が出ているからだと思いますが(他店舗は一人ずつ)

さて、そんな長崎の石丸文行堂ですが、先日130周年を迎えたようで、それを記念した万年筆が発売されていました。

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なんかちょっと立派な箱。

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これはシリアルなのかなぁ?と思ったのですが、どうも違ったような、何なのか。

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箱を開けるとこんな感じです。

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一緒に入っていたパンフレット。ちなみに、龍と書いて「じゃ」と読みます。龍踊りから、ですね。

130周年記念と言うことで、限定130本。3月1日より発売開始されたらしいです。私も先週気づいて、今週購入しようと決意していったわけですが。もう結構売れていて、残り20本くらい。字幅も細字と中字を準備していたけれども、もう中字は売り切れて残りは細字だけ。在庫も少ないから、シリアルを選ぶこともできません、ということでした。

先週買えばよかったかなぁ、と一瞬思いましたが、別にどうでも良いかとおもったのは内緒。私が買おうとしたときに、先に興味を示したマダムがいましたが、その方は細字しかないことが分かると購入していませんでした。やっぱり万年筆は太い方が好きな人が多いのか。「試し書きした方が良い」とそのマダムに言われましたが、別にパイロットの細字はカスタム一位の木使っているから大体の字幅が分かったのは内緒。

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ベースはパイロットのカスタム742のようです。インクは、色彩雫の月夜付き。

石丸文行堂ですが、ここ2年くらいパイロットのペンドクターを招いてペンクリニックを行っています。どうも、ペンドクターに長崎出身の方がいらっしゃいますし、パンフレットによるとパイロットとは並木製作所時代から90年近いおつきあい、ということでパイロットからの限定品になったようです。

通常のモデルとの違いですが。

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月夜の蓋に龍踊りのマークが入っています。どうでも良い!

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ボディの色ですが、パンフレットに書かれていたようにダークグリーンになっています。この色が一発で気に入って購入にいたったわけです。何故先週買わなかったし。

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ただ、写真では分かりづらいのが難点。かなり落ち着いた色合いで、普段使いにもいいと思います。

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龍の鱗をイメージした、というエンジンターン彫刻が美しく、かなりお気に入りになりました。今日買ったばかりなのにw

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リングには、「ANNIVERSARY 130th ISHIMARU JAPAN」の文字。

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ただ、どこ見てもシリアルナンバーが見つからず。(パンフレットには「シリアルナンバー入り」と明記してある)何とかここに130の文字を発見するも、これがシリアルナンバーか130周年記念と言うことか全く分からず。 まぁ、どうでも良いか、と。

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ペン先も130周年記念仕様。これで29400円(税込み)でした。カスタム742が定価2万円。ネットで買えば1万5千円程度で買えることを考えると、どうか、と言う気もしますが。まぁ、記念ですしwたまにはいいかな。

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早速書いてみました。インクは月夜にせず、松露をあえて入れてみました。ボディがダークグリーンだからちょうど良いかと思いまして。ちなみに、使用したノートはArtisan。松露を久しぶりに使ってみましたが、落ち着いた色で改めて好きだなぁ、と思いました。暫くこれで行こう、と思うものの、来週には月夜かサリックスに変えている予感。

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ライフのバンクペーパーに。最近、辞世の句を調べています。なかなか興味深い。

 

まだまだ全然使っていない状態ですが。さすがパイロットというだけあってペン先は素晴らしいです。しっかり細意地が書けます。

何より、ボディが美しい。ダークグリーンのボディは決して派手ではありませんが、静かに個性を主張してくれています。エンジンターン彫刻も持っている人だけ分かる、といった感じで、所有することに対する満足感が高いと思いました。これは、ヘビーローテーションになりそうです。松露を入れたので、メモ用ということになりますが、楽しく使えそうです。……やっぱりサリックスに入れ替えようかなぁw

 

長崎だし、130本もなかなか売り切れないだろう、と勝手に思っていたら結構売れているようで。ちゃんと購入できたことを喜びたいです。

 

おまけ。

なかなか店員さんに声をかけられない私が店の中をうろうろしていたら、ジェットストリーム0.38のダンボールを発見(かなりでかくて目立っていた)。万年筆買うついでに「いつ頃お店に出ますか?」と尋ねると、箱の中から出してくれました。しかも、全色出してくれるサービスッぷり。

試し書きさせて貰い、2本購入。本当は、もう少し欲しかったのですが、完全に予算オーバーで(^^ゞ

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三色ボールペンは買うつもりがなかったのですが、取り出してくれたので買ってしまいました。本当は、黒、赤、青をそれぞれ買おうと思っていたのですが、これ一本の方がいいか、ということで。あとは、アプリコットの軸を購入。

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ちょっとわかりにくいですが比較。1.0も持っていたはずですが見つからないのでとりあえず3種類。0.38と言うことで、一番心配だったのが書きやすさ。新油性とはいえ、油性ですから0.38という細さではなめらかさが失われるのではないか、と思っていたのですが。試し書きしてみると、それが全く杞憂だと言うことが分かりました。

0.38という細さにはなっても、新油性のなめらかな書き味は健在。相変わらず気持ちがよくなるような書き味でした。そして、0.38になったことで、ペンが滑る感じが無くなっているように感じました。新油性はなめらかな書き味は素晴らしいものの、過度に滑ることでコントロールしにくい、と感じる事もありましたが、これならコントロールしやすいように感じました。0.38という線の細さから生み出される美しい描線は素晴らしいと思いました。

0.38ということで心配される方もいらっしゃると思いますが、これはかなりおすすめです。と言うか、店頭に出されたらかなり売れそうだなぁ、と思いました。

ちなみに、uniのウェブページによると、3月15日から発売、ということですw


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プラチナ #3776センチュリー シャルトルブルー [万年筆]

お久しぶりです。ネタはあったのですが、イマイチ更新する機会がなく、ついついサボりがちになっていました。もう少し更新頻度を上げたいところですが、そうしたらネタがなくなりそうで。難しいものです。

さて、いよいよ2月突入。1月は行くというように、あっという間に逝ってしまった印象ですが、2月というと、プラチナの新作発売。半信半疑でいつものお店に行くと「昨日入荷した」ということで、早速さわってきました。

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プラチナの#3776センチュリー シャルトルブルーです。お店に昨日入荷して検品していたもののまだ店頭には並べていなかったらしく、そのお店の購入第一号となりました(’-’*) フフ ちなみに、寄木万年筆もそのお店の購入第一号でした。ちなみに、そのお店は細字2本、中字2本の4本入荷だったようです。

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限定シリアル入りのカード。裏がインクの吸い取り紙になる、とかいう真面目にやっているのかネタなしろものなのか判断が難しいところですねwシリアルは1722ですが、万年筆に刻印されているわけでもないし、何とも微妙です。やっぱりネタ的に使うしかなさそうですね。

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インクはピグメントブルーがついていました。写真は撮っていませんが、「Written Using Platinum Pigment Ink.」と書かれたスタンプがついているからでしょうね。元々、軸の色に合わせてピグメントブルーカートリッジを使おうと思っていたので、ちょうど良いです。

ちなみに、スタンプがなにかお店の人がよく分かっていなかったようなので私が説明しておきました。そんなのプラチナの営業がしておいて欲しかったものですが。

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というわけで、本体。写真ではわかりにくいと思いますが、かすかにスケルトン、と言うくらい色が濃い青です。見ていて美しいです。

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アップ。自分のPC(MacBook Pro Retina)だとかなり見た目に忠実ですが、どうでしょうか?ほぼ不透明という感じですね。不透明度が90%以上、という感じかな。ペン先が何とか見えるくらいです。

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胴の部分。こんな感じなので、インクがどれくらい減っているかは残念ながら見て取れません。その点がちょっと残念です。

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ペン先は簡単に付け替えられる、ということでお店にあるものから極細×2、細字×2、中字×1を試し書きさせて貰いました。ここからが大変で。極細はさすがプラチナという感じの細さと書きやすさ。中字はインクが気持ちいいくらい出て書いていて気持ちよく、楽しい。そして、細字はインクの出も適量で良い感じの細さ。普段使い最強の貫禄でした。

最後の最後まで悩んだのですが、すでにセンチュリーは細軟と中字を持っていたので、極細を購入することにしました。さらに2本の中からより細く、ひっかかりが少なかった方をチョイスしました。

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書いてみた。最初、ピグメントだとインクの出がどうかな、と心配していたのですが、全然問題なくインクが出てくれています。まぁ、試し書きした後に水洗いしたときの水がまだ残っている可能性もあるのですが。線の幅が思ったほど細くなかったのは、水のせいだと信じたいところ(’-’*) フフ

普段使い考えたら、やっぱり細字がよかったかなぁ、と思いますが。良い感じで使えそうなので、どんどん使用していきたいです。

これで、なんだかんだでセンチュリーも3本目。何故かブルゴーニュは持っていないので次はブルゴーニュですね。また字幅をどうするかが悩ましい。


手持ちの黒インクを比較してみた話 [インク]

最近、万年筆のお話しが続いていたので。

ネットを徘徊していると、インクの色比較をなさっているところを見かけます。また、耐水性テストや耐光性テストなんかもなさっているところもあります。そんなところに触発されたわけですが、手持ちの黒インクの色を比べてみました。

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今回使用した紙は、ブロックロディア №8です。

書いていますが、一応使ったペンなども一緒に

極黒       (カートリッジ):セーラー  プロフィットFL(F)
竹炭               :パイロット カスタム一位の木(F)
パイロットブラック(カートリッジ):パイロット キャップレス(F)
エーデルシュタインオニキス    :デルタ   マリナ・グランデ(F)
アウロラブラック         :プラチナ  #3776センチュリー(SF)
カーボンインク(カートリッジ)  :プラチナ  プレピー(03)
ミステリーブラック        :ペリカン  ペリカノジュニア(A)に付けペンで
エーデルシュタインタンザナイト  :ペリカン  M400(EF)

という感じです。ただ、写真撮影だとインクの色は分かるけど、端の方はピンぼけするな、ということで

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スキャナ取り込み。ただ、こっちはインクの色が怪しいような(^^ゞ

一応、塗りつぶしたところは重ね塗りにならないようにしたつもりです。

印象としては、モンブランのミステリーブラックがいちばん真っ黒、という感じでした。真っ黒、というか、純粋にインクが濃いというか。ペリカノに付けペンで書いたので、インクがどばどば出たせいかもしれませんが。その分、派手に裏に抜けてくれるから、使わなくなったんだったんでした。

極黒とカーボンインクは、顔料インクで黒さも売りにしていたような気がしますが、アウロラやオニキスの方が黒い気がします。

竹炭に関しては、まさに炭色という感じ(今更)かなり好みです。どことなく白さも感じさせてくれるというか。普段、ペン習字の練習に使っているのですが、こうして使ってみるとかなり面白いと思いました。

パイロットの黒は、キャップレスで使うために使っていますが。色が若干薄い気がしますが、許容範囲でしょう(’-’*) フフ

この中だとオニキスが一番好みに色です。私は。

 

さて、問題は耐水性。時々、耐水性のインクで書かないといけない書類があるため、個人的にどうしても気になる項目です。普段は、極黒を入れた万年筆で書いています。今回、マリナ・グランデを購入する際、耐水性あり、ということでオニキスも頂いたわけですが(某所では顔料インクとされていました)。実際に試してみると如何に、ということで実験です。

この紙を書いて3日くらい放置。その後、水の中に紙を投入。心の中で10秒ほど数えてから紙を自らすくい上げて、ティッシュでふいた上で乾かしてみました。

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↑α33で撮影しました。極黒とカーボンインクはさすがと言うべきか、びくともしていません。そのほかは結構色が流れている印象です。とはいえ、見えなくなる、と言うほどではないですね。

期待のオニキスは、薄くなっていますが検討している印象です。ところにより、黒いところが残っているのは、極黒、カーボンを除いたらオニキスだけです。

意外と検討しているのが、アウロラかな。薄くなっていますが、線は残っています。さすがは黒さが自慢だけあって、多少黒が抜けてもまだ残る、という所でしょうか。

竹炭とパイロットブラックはかなり流れています。それでも、完全に消えていないのは嬉しいところです。

いちばん派手に色が流れたのは、ミステリーブラック。と言うか、黒みが消えて赤みがかなり強くなっているような。さらに、「ク」の文字はかなり消えかかっています。

タンザナイトは、やはり耐水性が結構ありますね。とはいえ、結構黒みが抜けて、青が強くなっていますが。これはこれで、良い色の気が(’-’*) フフ

結果を見る限り、保存文書には顔料で耐水性を謳っている極黒、またはカーボンインクを使うのがやはり良いようです。そして、この二つを比較すると、藁半紙に使っても裏抜けしない上に、速乾性にも優れた極黒が使いやすいようです。

また、結果だけ見たらオニキスも問題なさそうな気がします。アウロラまでは許容範囲かな?と個人的に思いますが、まぁこればかりは個人で決められることではありませんね。

個人的には、極黒をメインにしつつ、オニキスも積極的に使っていきたいところです。


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